はじめに
ここでは、米雇用統計発表前にEAを取引しないようにする便利インジケータをご紹介します。
EAを動かしていて、急に大きな値動きがあり損切りされた後『あ、今日雇用統計だった・・・』と気づく事があります。
そこで、まず雇用統計日になるとチャート上に雇用統計である旨のメッセージを表示し、かつ必要であればEAを取引しないようにするインジケータを自作しました。
米雇用統計について
雇用統計発表日は予め割り出す事が可能です。このインジケータも独立記念日等の祝日も考慮し雇用統計日を割り出すように作っています。
2013年のように不測の事態が発生し、雇用統計日が前後する場合は例外ですが基本的な雇用統計日を通知するようにしました。
インジケータの仕様
まず、冒頭でも述べた通り雇用統計日になるとチャート上にメッセージ「雇用統計日」が表示されます。
このメッセージは表示する場所を変更(パラメータ設定)可能です。
雇用統計日は1日中このメッセージが表示されます。また設定によりメール送信もする事が可能です。
また、雇用統計前後にEAの取引を停止する設定にした場合は、以下のように停止時間帯も表示されます。
EAが取引しないようになる仕組みは、MT4上の自動売買ボタンをOFFにし、再開時は自動売買ボタンをONにしています。
あと、バックテスト中にこのインジケータを適用すると雇用統計日を履歴に出力します。
雇用統計ではない日は、「◆」が表示されます。
ファイルダウンロード
雇用統計日を知らせる自作インジケータです。ダウンロードしてご利用下さい。
※ご利用になる際は、問題無く動作している事(実際の時間)をご確認下さい
“雇用統計通知インジケータ” をダウンロード koyoutoukei.ex4 – 80 回のダウンロード – 18.55 KB動作確認済のFX業者
現在、以下のFX業者で動作確認済です。
- OANDA JAPAN
- FXTF
上記2社しか確認していませんが、基本的に業者関係なく動作します。
使い方
ダウンロードしたファイルをMT4に展開してチャート上に反映してください。
展開、反映方法がわからない場合はこちら
パラメータ入力
パラメータの入力値として以下を設けています。
表示位置X、表示位置Y
表示位置Xは日本時間を表示する、左右位置を設定できます。0で一番左で、数値をあげる毎に右側に移動します。
表示位置Yは日本時間を表示する、上下位置を設定できます。0で一番上で、数値をあげる毎に下側に移動します。
メール通知機能
メール通知機能は(false:画面上のみ true:画面とメールで通知)です。[false]で、チャート上にのみ表示。[true]にする事でチャート上及びメールで通知してくれるようになります。
メール通知する場合は、オプションのE-メール設定を設定する必要があります。
EA停止機能
EA停止機能は(false:停止しない true:停止)です。[false]で、チャート上にメッセージを表示するのみとなります。[true]にする事で時間になるとEAの取引停止します。
雇用統計前に停止する時間、雇用統計前に再開する時間
『雇用統計前に停止する時間』に日本時間を指定してください。この時間になると、EAの取引停止をします。
『雇用統計前に再開する時間』に日本時間を指定してください。この時間になると、EAが取引再開されるようになります。
※『EA停止機能』の設定が[false]の場合は上記時間は関係なくEAの取引停止はされません
解説
雇用統計日の計算について
基本は、月初め1週目の金曜日が雇用統計ですが厳密には前の月の12日を含む週から3番目なので厳密計算をしています。その中でさらに7月の独立記念日を考慮したりしています。
※計算についてや過去の雇用統計日の詳細はこちら
さいごに
以上が、米雇用統計発表前にEAを取引しないようにする便利インジケータの内容となります。
雇用統計発表時は大きく値が動く場合がありますが、EA任せにしているとよく忘れてしまうので知らせる&取引を停止できるものを作りました。
※ オススメ記事(EAが使える国内FX業者の一覧)
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