同じチャートを見ているのに、
「そこはサポートじゃない」「いや、そこがレジスタンスだ」
――そんなズレを感じたことはありませんか?

FXを続けていると一度は必ずぶつかるこの問題ですが、
実はサポレジがズレる原因はテクニック不足ではありません。
問題は、
「判断基準が固定されていないこと」にあります。
この記事では、
- サポレジラインとは何か
- なぜ人によって判断がズレるのか
- 判断を固定するという考え方
- AIを使って相場を整理すると何が変わるのか
を、初心者にも分かる形で解説します。
※ 本記事は売買手法ではなく、「サポレジ判断がブレる理由」を構造的に整理する解説記事です。
サポートライン・レジスタンスラインとは何か

サポートライン(支持線)・レジスタンスライン(抵抗線)とは、
価格が反発・停止しやすい価格帯を視覚的に表したものです。
一般的には、
- 何度も止められている高値・安値
- キリの良い価格(150.00、155.00 など)
- 過去に大きく反応した価格帯
などを目安に引かれます。
多くのトレーダーは、
「ここは止まりやすそうか」「抜けそうか」
を判断する材料としてサポレジを使っています。
なぜ多くの人はサポレジを引けないのか
サポレジが引けない理由は、知識不足ではありません。
理由はシンプルで、
- どの時間足を見るか
- ヒゲを見るか、実体を見るか
- ラインにするか、ゾーンにするか
こうした判断をその場の感覚で決めてしまっているからです。
結果として、
- 昨日は引けたのに今日は引けない
- 人のチャートを見ると全然違う
- 相場が動くたびに引き直してしまう
という状態になります。
サポレジが人によってズレる本当の理由
サポレジは「線」ではなく、
判断ルールの集合体です。

にもかかわらず、多くの人は、
- その場で都合の良い高値・安値を見る
- 今の値動きに合わせて線を動かす
- 後付けで「ここが効いていた」と判断する
ということを無意識にやっています。
つまり、
ズレているのはラインではなく、判断そのものです。
問題は「判断を固定できていない」こと
サポレジで一番重要なのは、
正解のラインを引くことではありません。
重要なのは、
- 毎回同じ基準で
- 毎回同じ見方で
- 相場を整理できているか
という点です。
判断基準が固定されていないと、
- 相場が変わるたびに迷う
- エントリーの根拠がブレる
- 結果的にトレードが安定しない
という悪循環に入ります。
AIで相場を整理すると何が変わるのか
ここで考え方が大きく変わります。
人が感覚で判断していた部分を、
毎回同じルールで整理する。
これをAIに任せると、
- 売りゾーン
- 買いゾーン
- 重要ライン
を、感情や裁量を挟まずに同じ基準で可視化できます。
その結果、
- 今日はどう見るか?で迷わない
- サポレジを引き直さなくていい
- 相場を「地図」として把握できる
という状態になります。
実例:USDJPY週次で見るとこうなる

例えばUSDJPYを週次で見ると、
- 今週はどの価格帯が売られやすいか
- 押し目として意識されやすいゾーンはどこか
- 到達しやすい重要ラインはどこか
を、ラインではなくゾーンとして整理できます。
これは「当てるための予想」ではなく、
判断を迷わないための整理です。
判断を固定するという考え方で作ったインジケータ
この考え方をそのまま形にしたのが、
USDJPYの週次相場を整理するインジケータです。
- 売りゾーン・買いゾーンを毎週同じ基準で表示
- 重要ラインを自動で整理
- .set を読み込むだけで同じ表示を再現
という設計になっています。
「サポレジをどう引くか」で悩み続けるより、毎週同じ基準で整理された相場を見るという選択肢もあります。
▶ AIで週次相場を整理する USDJPY 週次シナリオ可視化インジケータ
(※売買指示ではなく、相場を整理するためのツールです)
まとめ|サポレジで迷わなくなるために
サポレジがズレる原因は、
- 自分の引き方が間違っているから
ではありません。
判断基準が固定されていないことが、最大の原因です。
相場を「当てる」前に、
まずは迷わず見るための整理をする。
この視点を持つだけで、
サポレジの見え方は大きく変わります。








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