思った通りにトレードできない(損切りできない)を改善する方法

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はじめに

ここでは、FX(投資)で自分の思ったタイミングでエントリーできない・損切りできない・利確がうまくできないといった自分の思った通りにうまくトレードできない方へ向けた、トレード内容が少しでも改善する方法について記載します。

読む前よりは改善すると思うので是非参考にして頂ければと思います。

思った通りにトレードできない

まず、私自身も当初は思った通りに全然トレードできませんでした。

ここでエントリーしたいなと思っても出来ず・・・、微妙な所でエントリーしてしまい、もうちょっと保持しておきたかったのに決済してしまい・・・、損切りしたいのに全然できませんでした。

薄利の場合や一応なんとか形になった場合のトレードが続けはいいのですが、実際思った通りにトレードができないとかなり辛い気持ちでトレードしていた記憶があります。

正直この状態でトレードをすると面白くないですし、メンタル的に続きません。

なぜ思った通りにトレードできないのか

では、なぜ思った通りにトレードできないのか・・・。

それは、簡単です。どうするか迷った時に、自分は一体どうすべきなのかをしっかりとイメージできていないからです。つまり『決断できない』という事です。決断できない(決断力が無い、優柔不断)から思った通りにトレードできないという事ですね。

じゃあ、うまいこと思った通りにトレードできている人はどうなのでしょうか。

いつエントリーしよう・・・。いつ決済しよう・・・。どこで損切りしよう・・・。当然迷います。が、迷った時でもはっきりこうなった場合『〇〇しよう』というイメージがしっかりとあるため、思った通りにトレードできる、つまり『決断できる』のです。

決断する力があれば、迷ったとしても思った通りにトレードできる

では、どうすれば決断できるようになるのでしょうか。こうするって決めたのに・・・うまく実行できないという方も当然いると思います。次の章で解説します。

決断する力を上げる

そもそも、決断すると言うものは予想外に難しいものです。転職を決断する・・・。別れを決断する・・・。家の購入を決断する・・・。かなりパワーを使います。

転職しようと決めたけどやっぱりできない、という事は決断できていないのです。(自分の中でもやもやしたものがどこかに残っている状態)

FXでも、「ここまで来たらエントリーしょう」「ここまで来たら損切りしよう」と思うものの中々決断できない人は、思った通りのタイミングでエントリーや損切りができません。
(もっといいところでエントリーできるんじゃないか、損切りしなくても戻るんじゃないか等が頭の中をよぎって、なかなか決断できません)

どうやれば決断できるようになるのか?それは、決断後のメリットやデメリットをしっかりイメージして自分なりに整理(納得できる状態に)する必要があります。

たとえば、ポジションを持っており今決済したら確実に儲かるという状況があった場合、それは明確なメリットになります。なので、いとも簡単に決済できます。

若干の利益で(薄利)決済してしまう理由は正にそれです。もしかしたら今の利益が損失になってしまうかもという確固たるデメリット及び、今決済したら確実に儲かるという確固たるメリットがしっかりイメージできるので、決済という決断をせざるを得なくなります。
※人は損失を恐れます

薄利決済は、いらぬ決断力が発揮されてしまうケースですね。

思った通りに決断する力を上げる方法は、ざっくり分けて2つあります。

決断力を上げる(状況整理・手順化)

決断する力を上げるには、状況に応じてメリットやデメリットを整理し、明確な理由を持つことが必要になってきます。状況整理です。あと、状況を整理し的確に実施できるようにする手順も必要です。

これが一番堅実で確実に自分の力になりかつ決断する力が上がる方法だと思います。

決断力を上げる(客観的要因)

決断する力を上げるには、自分以外の客観的要因(某アナリストがこう言ったから上がるや下がる等)を参考にすることで決断する力は上がります。これは自分が意図していない場合でも、知らず知らずのうちに決断力が上がっており、なぜか強気にエントリーしちゃった等のパターンです。

この方法もありといえばありですが、客観的要因は参考にする程度にとどめておくのが良いと思います。あまり自分の力にならないからです。

ただ例外として、このアナリストは過去ものすごい頻度で当てているんだという情報をあなたが持ち合わせている場合、その客観的要因はものすごい武器なので使わない手は無いと思います。

私は、アナリストの正確性を調査するよりも自分でテクニカル分析という方法での状況整理と手順化を推しているという感じです。

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状況を整理し手順化しよう

ここから、話すのはあくまで私が普段思っている事の状況整理と手順化の一例ですので、皆さんは自分にあった整理と手順化をして頂くのが一番ベストです。

エントリーする場合

エントリーする場合のメリットとデメリットを考えていきましょう。メリットしかない、デメリットは無いという考え方は無しです(大なり小なりデメリットは必ずある前提です)

【メリット】

  • 勝てそうだから

【デメリット】

  • 負けそうだから

単純に勝てる可能性が高いからエントリーという形です。ただ、これだけではまだエントリーできません。いつエントリーするのかが明確ではないのでエントリーするタイミングに迷ってしまいます。

迷わないようにするためには、テクニカル的にこうなった(MACDがデッドクロスした)からこのタイミング(1時間足が確定したタイミング)といった形でできるだけ明確に理由とタイミングを決めます。

上記の事から手順化すると、『MACDがデッドクロスした場合勝てる確率が高いから、1時間足が確定したタイミングでエントリーしよう。』

ここまで決めて、初めて迷わずにエントリーできるという形になります。

損切りする(逆指値をおく)場合

損切りした(逆指値を置いた)場合のメリットとデメリットを考えていきましょう。

【メリット】

  • さらなる損失をおさえるため

【デメリット】

  • 戻したら損失が減る・利益に反転する可能性がある

これだとデメリットが大きいように見えます。このままではまず損切りはできません。なので、損切りできるようにさらに状況を整理していきます。まず、決断したことによるメリットは他に無いか考えます。

【メリット】

  • さらなる損失を確実におさえる
  • 公平な目線でチャートを見直す事が出来る
  • 反転に備える事が出来る
  • 休憩出来る

【デメリット】

  • 戻したら損失が減る・利益に反転する可能性がある

私はこんな風に案外メリットがあるんじゃないか?という感じで意識しています。

でも、損失が減るのや利益に反転するのというものは、実際ポジションを持って損失を眺めているとかなり大きなアドバンテージに思えてしまいます。なかなかこのデメリットは払しょくできないので、エントリーする前にメリットとデメリットを思い浮かべながら決済ポイントをあらかじめ決めるようにしています。

エントリーの所からまとめて手順化すると、『MACDがデッドクロスした場合勝てる確率が高いから、1時間足が確定したタイミングでエントリーしよう。負ける確率が高くなる場所に逆指値を置いておこう。エントリー後、ゴールデンクロスしたら損切り・決済しよう。』

こんな感じでエントリーする前(公平な目線の時)に損切りや決済の事まで考えてエントリーする事が出来ればベストです。

ポジションを持つと、どうしても隔たった目線になるので公平な目線はかなり貴重です。

利益確定する場合

利益確定する・しない場合のメリットとデメリットを考えていきましょう。
主に利益を伸ばしたいのに伸ばせない人用です。

【メリット】

  • 利益が確定される
  • 公平な目線でチャートを見直す事が出来る
  • 反転に備える事が出来る
  • 休憩出来る


【デメリット】

  • 損失になる・さらなる利益を取りこぼす可能性がある(薄利決済)



大体こんな感じで、損切りできないと似たような感じになります。が、そもそも利益が出ている時に反転に備えないといけないのか?という話にもなってくると思います。利益が出ているんだから反転する可能性は低いのではないか?エントリー前に決めた明確な決済タイミングが出るまでは保持しようと私はイメージしています。

全てまとめて手順化すると、『MACDがデッドクロスした場合勝てる確率が高いから、1時間足が確定したタイミングでエントリーする。負ける確率が高くなる場所に逆指値を置いておこう。ゴールデンクロスしたら損切り・決済しよう。損切りまでが20pipsだから利確ポイントは同じく20pipsにしよう』

こんな感じでエントリーする前に利確の事まで考える事が出来ればベストです。この際、ゴールデンクロスしたとして、それが薄利になるのは決められた事なので仕方ないです。

ここまで手順化すると、一通り全部の事象に対応できると思います。

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まとめ

決断力を上げるためには状況整理して手順化が必要不可欠です。

手順化は頭で何となくやるのもいいですが、損失が発生した場合や値動きが荒くなった場合等などで手順が抜けたりするというミスが起きやすくなります。

そこでオススメの方法があります。チェックリストを作る事です。

  • MACDがデッドクロスしたか? Yes・No
  • 1時間足が確定したか? Yes・No
  • 損切り・利確・決済タイミングは決まったか? Yes・No
  • 逆指値を置く位置は決まったか? Yes・No
  • 指値を置く位置は決まったか? Yes・No

全てYesならエントリーと言ったような感じです。

さらに、決済タイミングのリストを作ったり、経済指標が控えていた場合・窓が開いた場合はどうするのか等も適宜付け加えていくとよりよいチェックリストが出来上がると思います。

さいごに

エントリー・薄利・損切りできない等を改善する方法ついて説明しましたが、如何だったでしょうか。

私もエントリー・薄利・損切りできないという課題は中々クリアできず、決断力を上げるために色々調査しチェックリストを作る形に落ち着きました。

皆さんも、状況整理及び客観的要因をうまく利用して決断力を上げて頂ければと思います。

あと、手っ取り早く問題を解消する方法として、EA(自動売買)があります。良ければ以下の記事も参考にしてみて下さい。

※ 裁量トレードには限界がある?(収支を安定させる自動売買の始め方)


※ 私が使っているオススメEA

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