Dukascopyのヒストリカルデータは、MT4のバックテスト精度を高めたいときに使われる高品質な過去データです。
特に、できるだけ細かい価格データを使って検証したい場合には、有力な選択肢になります。
ただし、Dukascopyのデータはそのまま簡単に使えるわけではなく、「デモ口座準備 → データ取得 → MT4へインポート → 時間足データ作成」といった手順が必要です。
この記事では、DukascopyのヒストリカルデータをMT4に取り込む方法と、時間ズレの注意点を画像付きで解説します。
補足:手軽にMT4バックテストを始めたい方へ
Dukascopyは高精度ですが、データ取得やMT4への取り込みに少し手間がかかります。
「まずは簡単にバックテスト環境を作りたい」という方は、 FXTFのヒストリカルデータも選択肢になります。
FXTFは口座開設後にヒストリカルデータをダウンロードでき、MT4でのバックテスト環境を比較的作りやすいです。
※ここからは、DukascopyのヒストリカルデータをMT4に取り込む手順を解説します。
Dukascopyヒストリカルデータを取得する準備
まずは、Dukascopyのデモ口座を開設し、Dukascopy版MT4へログインできる状態にしておきます。
ヒストリカルデータの取得にはログインが必要になるため、先にデモ口座を準備しておくとスムーズです。
1. デモアカウント登録
デューカスコピー・ジャパン公式ページでデモアカウント登録を行います。
まず、「デモ口座開設」ボタンをクリックします。

登録画面が表示されるので、必要な情報を入力します。

① 姓・名を入力します。
② メールアドレスを入力します。ログインIDなどが送られてくるため、受信できるメールアドレスを入力してください。
③ 電話番号を入力します。日本の電話番号の場合は、『+81 90 1234 5678』のように、+81を付けて最初の0を抜いた形で入力します。
④ 取引プラットフォームは「JFOREX」のチェックを外し、「MT4」にチェックを入れます。
※Dukascopyの独自システム「JFOREX」も試したい場合は、両方にチェックを入れてもOKです。
⑤ 規約を確認し、チェックボックスにチェックを入れます。
連絡が気になる方は、FXTFやその他のヒストリカルデータ取得方法も比較して選ぶとよいでしょう。
すべて入力できたら、「デモ口座を開設する」ボタンをクリックします。

デモ口座開設完了の画面が表示されます。
MetaTrader4の「取引を始める」ボタンをクリックすると、『dukascopy4setup』がダウンロードされます。
2. MT4の起動とデモ口座申請
ダウンロード完了後、『dukascopy4setup』を起動し、「次へ」ボタンをクリックします。

セットアップが開始されるので、完了したら「完了」ボタンをクリックします。
完了ボタンを押すと、ブラウザで案内ページが表示される場合があります。今回は特に必要ないため、何もせず閉じてOKです。

自動でMT4が立ち上がります。
「デモ口座の申請」画面が表示されるので、「Dukascopy-demo-1」を選択し、「次へ」をクリックします。

「既存のアカウント」を選択し、ログインIDとパスワードを入力して「完了」ボタンをクリックします。
※ログインIDとパスワードはメールで送られてきます。

メールサンプルです。このメール本文の「ログイン」と「パスワード」を入力してください。

以下のようにデモ口座が作成できていれば完了です。

MT4のバー表示可能数を変更する
次に、MT4のバー表示可能数を変更します。
MT4の画面でメニューバーの「ツール」→「オプション」をクリックします。
オプション画面の「チャート」タブを開き、ヒストリー内の最大バー数とチャートの最大バー数をどちらも「2147483647」と入力し、「OK」をクリックします。

Dukascopyヒストリカルデータのダウンロード方法
ここからは、Dukascopyのヒストリカルデータをダウンロードします。
※この記事ではUSDJPYの一部期間データを取得していますが、通貨ペアや日付は自分が検証したいものに変更してください。
ヒストリカルデータの場所
デューカスコピー・ジャパン公式ページからヒストリカルデータを取得します。
「マーケット情報」から「ヒストリカルデータ取得」をクリックします。

データ取得画面の設定
ヒストリカルデータ取得画面で、取得したい通貨ペアを選択します。
その後、ダウンロードするファイル形式や期間を設定します。
① ローソク足は1分足を選択します。初期状態では「ティック」になっているため、「分」に変更します。
※「分」にしないと「.hstとして保存」ができません。CSVファイルが必要な場合はティックでもOKです。
② 売買サイドは、通常なら「ASK」を選択します。
③ 「開始日」を選択し、自分が欲しい期間に変更します。
④ フラット期間は「週末のみ」がおすすめです。
※無効の場合、土日の時間帯に横線のバーができてしまいます。
⑤ 時間は「GMT」を選択します。
最後に「ダウンロード」をクリックします。
「ダウンロード」ボタンの場所

ダウンロードボタンは右側にあります。表示されない場合は、赤枠のスクロールバーで右にスクロールしてください。
ダウンロード後の保存手順
ダウンロードをクリックするとログイン情報入力画面が表示されるため、デモ口座の「ログイン」と「パスワード」を入力し、「Sign in」ボタンをクリックします。
ダウンロードが完了すると、以下のような画面になります。
「.csvとして保存」の右側にある「▼」をクリックし、「.hstとして保存」に変更してから保存します。

保存が完了すると、「USDJPY_Candlestick_1_m_ASK_31.05.2020-12.09.2020.hst」のようなファイルがダウンロードされます。
DukascopyヒストリカルデータをMT4へインポートする方法
次に、ダウンロードしたHSTファイルをMT4に取り込みます。
MT4の画面でメニューバーの「ツール」→「ヒストリーセンター」をクリックします。
ヒストリーセンターの通貨ペアから「USDJPY」をクリックし、「1分足」を選択して「インポート」をクリックします。

「参照」ボタンをクリックし、先ほどダウンロードした「USDJPY_Candlestick_1_m_ASK_XXXXXXX.hst」ファイルを選択します。

一番下までスクロールし、自分がダウンロードしたデータの日付が表示されていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。
※反映されるまでに少し時間がかかる場合があります。

次に、ヒストリーセンター画面でも一番下までスクロールし、自分がダウンロードしたデータの日付が表示されていることを確認します。
確認できたら「閉じる」ボタンをクリックします。

確認後、MT4を再起動します。
これで、1分足のDukascopyヒストリカルデータの取り込みは完了です。
MT4で1分足以外のヒストリカルデータを作成する方法
FXTFやDukascopyのように、まず1分足データを取り込んだ場合、5分足・15分足・1時間足などでバックテストするには、1分足データをもとに各時間足のHSTファイルを作成します。
ここでは、1分足データから複数時間足のデータをまとめて作成するため、period_converter_ALLというスクリプトを使います。
スクリプト period_converter_ALL のインストール
まず、すべての時間足データを作成するためのスクリプト「period_converter_ALL」をMQL5のページからダウンロードします。

続いて、MT4の画面でメニューバーの「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックします。
「MQL4」フォルダ→「Scripts」フォルダへ移動し、Scriptsフォルダ内に先ほどダウンロードした「period_converter_ALL.mq4」をコピーします。
コピーできたら、MT4画面のナビゲーターウィンドウで「スクリプト」を右クリックし、「更新」をクリックします。

period_converter_ALLを使って各時間足データを作成する
MT4の画面でメニューバーの「ファイル」→「オフラインチャート」をクリックし、「USDJPY,M1」を選択して「開く」をクリックします。

USDJPYのM1チャートが表示されます。
続いて、MT4画面のナビゲーターウィンドウ→「スクリプト」の「+」をクリックし、「period_converter_ALL」を先ほど表示したM1チャート上にドラッグ&ドロップします。
作成が完了したら、MT4の画面でメニューバーの「ファイル」→「オフラインチャート」をクリックします。
すべての時間足データが作成されていれば成功です。

以上で、MT4へのDukascopyヒストリカルデータ取り込みは完了です。
あとは、バックテストで正常に過去チャートが反映されているか確認しましょう。
注意点:Dukascopyヒストリカルデータの時間ズレ
DukascopyのヒストリカルデータをMT4で確認すると、通常のMT4チャートと比べて時間がずれて見える場合があります。
以下では、同じ価格帯のチャートを見比べています。
通常のMT4の時間帯

この価格帯は、通常のMT4では15時30分になっています。
Dukascopyの時間帯

同じ価格帯でも、Dukascopy側では12時30分になっています。
時間制限付きEAでは注意が必要です。
エントリー時間や決済時間を条件にしているEAでは、ヒストリカルデータの時間ズレによってバックテスト結果が変わる場合があります。
時間帯フィルターを使うEAを検証する場合は、データの時間基準を必ず確認しておきましょう。
🔍 他のヒストリカルデータと比較したい方へ
Dukascopyは高精度なデータを使える一方で、時間ズレや導入の手間があるため用途を選びます。
実運用向け・初心者向け・有料ツールも含めた比較は、以下の記事でまとめています。
まとめ|Dukascopyヒストリカルデータは高精度だが時間ズレに注意
以上が、DukascopyのヒストリカルデータをMT4に取り込む方法です。
Dukascopyのヒストリカルデータは精度の高い検証に使いやすい一方で、データ取得・HST保存・MT4へのインポート・1分足以外の時間足作成など、導入には少し手間がかかります。
また、時間ズレが発生する場合があるため、時間で注文や決済を制御するEAでは、バックテスト結果が大きく変わる可能性があります。
デモ口座登録時に電話番号やメールアドレスを入力するため、後日案内の連絡が来る場合もあります。
連絡が気になる方や、もっと簡単にMT4のバックテスト環境を整えたい方は、FXTFなど他のヒストリカルデータ取得方法も比較して選ぶとよいでしょう。
以下の記事で、他のヒストリカルデータ取得方法も紹介しています。







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