FXTFの手数料は、取引数量によって変わる「建玉連動手数料」が採用されています。
そのため、「1回の取引でいくらかかるのか」「FXTFの手数料は高いのか」は、 通貨ペアと同一方向の建玉数量によって変わります。
この記事では、FXTFの取引手数料について、 2026年3月2日改定後の手数料体系をもとに、 実際の金額・pips換算・EA運用への影響まで整理します。
・手数料が発生するのは新規取引時のみ
・決済時の取引手数料は0円
・USD/JPYは1万通貨まで0円
・USD/JPYは1万超~25万通貨で40円/1万通貨
・建玉数量が増えると手数料単価も上昇
USD/JPYなどを小~中ロットで取引する場合は比較的低コストですが、 多段ナンピンや大ロット運用では手数料が高くなりやすいため注意が必要です。
FXTFの取引手数料はいくら?USD/JPYの早見表
まず、検索されることの多いUSD/JPYの建玉連動手数料を簡単にまとめます。
| 同一方向の合計建玉数量 | 手数料 | pips換算目安 |
|---|---|---|
| ~10,000通貨 | 0円 | 0pips |
| 10,001~250,000通貨 | 40円/1万通貨 | 約0.4pips |
| 250,001~2,000,000通貨 | 100円/1万通貨 | 約1.0pips |
| 2,000,001~5,000,000通貨 | 140円/1万通貨 | 約1.4pips |
※手数料は通貨ペアごとに異なります。
※上表はUSD/JPYの2026年3月2日以降の手数料体系をもとにしています。
建玉連動手数料とは?
FXTFの建玉連動手数料とは、 新規注文を出す時点の 「同一銘柄 × 同一売買方向」の建玉数量と、新規注文数量の合計 によって手数料ランクが決まる仕組みです。
たとえばUSD/JPYでは、最初の1万通貨までは手数料0円ですが、 同じ方向へさらに建玉を追加すると、 合計数量に応じて手数料ランクが上がります。
- 新規取引時のみ手数料が発生
- 決済時の取引手数料は0円
- 買いと売りは別々に計算
- 同一方向へ建玉を積み上げるほどランクが上がりやすい
このため、固定ロットの単発EAと、 ナンピン・グリッド・マーチン型EAでは、 同じ通貨ペアでも実質的な取引コストが変わります。
手数料が発生するタイミング
取引手数料は、新規注文が約定した時点で有効証拠金から差し引かれ、 決済時に残高へ反映されます。
上の例では、USD/JPYで最初の1万通貨までは手数料が発生せず、 同一方向の建玉を追加した段階で手数料が発生しています。
なお、売りを保有している状態で買いを新規注文するなど、 反対方向の建玉は合算されません。
FXTFの手数料は高い?結論はロットと通貨次第
「FXTFの手数料は高いのか?」については、 一律に高い・安いとは言えません。
USD/JPYなどを小~中ロットで取引する場合は比較的低コストですが、 同一方向の建玉が増えると手数料ランクが上昇します。
・USD/JPYなど主要通貨が中心
・単発エントリー型
・固定ロット型
・同一方向の合計建玉が小さい
・1万~数十万通貨程度の運用
・同一方向へ何段も建玉を追加する
・ナンピン・グリッド型EA
・マーチン型EA
・手数料単価の高いクロス通貨
・数百万通貨規模まで建玉が増える
そのため、FXTFでは「手数料があるかどうか」だけでなく、 自分のEAが最大でどこまで建玉数量を積み上げるかまで確認することが重要です。
各通貨ペアの手数料・スプレッド込みコストは、 以下でも確認できます。
FXTFを使った場合の手数料をかんたん計算
利用を検討している通貨ペアと取引量を入力すると、 FXTFの建玉連動手数料を概算できます。
JPY以外が決済通貨のペアは、pips換算のため円レートを入力してください。
すでに同方向の建玉がある場合
※1lot=10万通貨として計算しています。通常は保有建玉0lotとして計算します。 すでに同一銘柄・同一売買方向の建玉がある場合のみ、「すでに同方向の建玉がある場合」を開いて入力してください。 手数料ランクは保有数量+新規注文数量で判定し、手数料は新規注文数量に対して計算します。 JPY建て通貨ペアのpips換算はそのまま計算し、JPY以外が決済通貨のペアは入力した円換算レートを使って概算します。 2026年3月2日改定後の手数料テーブル基準。
FXTFのゼロスプレッド+取引手数料とは?
FXTFでは2026年1月19日から、 ゼロスプレッド+取引手数料制が導入されています。

これは、スプレッドを抑える代わりに、 取引手数料を別途徴収する価格構造です。
ゼロスプレッド=取引コスト0円ではない
ここで注意したいのが、 「ゼロスプレッド=無料」ではないという点です。
スプレッドが0になっている時間帯でも、 建玉数量によっては新規取引時に手数料が発生します。
実質コスト = 実効スプレッド + 新規取引手数料つまり、FXTFの取引コストを見る場合は、 スプレッドと手数料を合計して判断する必要があります。
対象となる取引
手数料制度は、 FX取引・商品CFD取引・暗号資産CFD取引などが対象となっており、 MT4によるEA自動売買も含まれます。
FXTFのスプレッドを実測|ゼロスプレッドは本当?
FXTFでは「ゼロスプレッド」と案内されていますが、 常に完全な0pipsで固定されているわけではありません。
そこで当サイトでは、FXTFリアル口座のUSD/JPYについて、 MT4上で1分ごとにスプレッドを自動記録しました。
■ 時間帯別平均スプレッド(実測データ)
以下は2026年2月16日のUSD/JPYスプレッド実測値を、 時間帯別に平均化したグラフです。

早朝(日本時間7時前後)には一時的な拡大が見られる一方、 それ以外の時間帯はおおむね0~0.3pips前後で推移しました。
■ 実測データ概要
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1日平均(USD/JPY) | 0.31pips |
| 最小値 | 0.0pips |
| 最大値 | 6.8pips |
日本時間16:00~24:00のロンドン~NY時間帯では、 スプレッドはほぼ0.0pips付近で推移していました。
※2026年2月16日の通常日の実測データです。 スプレッドは市場状況・時間帯によって変動します。
FXTFのスプレッドについては、 リアル口座の長期ログを別記事でまとめています。
FXTFの実質コストをpips換算すると?
建玉連動手数料は円で表示されるため、 EA運用ではpips換算して考えると比較しやすくなります。
この画像はUSD/JPYを10万通貨(1.00lot)で新規買いした例です。
手数料欄には「-200円」と表示されていますが、 これは2026年3月1日以前の旧手数料です。
現在は同条件で、 USD/JPY・10万通貨・ランク2なら400円となります。
USD/JPYでは、10万通貨あたり400円は 約0.4pips相当です。
そのため、スプレッドが0pipsの場合、 実質的には約0.4pips分の取引コストが発生すると考えると分かりやすいでしょう。
主要3通貨の建玉連動手数料を比較
ここからは、USD/JPY・EUR/USD・GBP/JPYについて、 建玉数量ごとの手数料を確認します。
※2026年3月2日改定後の手数料テーブルを基準にしています。
※pips換算は概算です。為替水準によって変動する場合があります。
USD/JPYの手数料
結論: 小~中ロットでは比較的低コストですが、 建玉数量が増えると手数料は段階的に上昇します。
| 合計建玉数量 | ランク | 手数料 | pips換算 |
|---|---|---|---|
| ~10,000通貨 | 1 | 0円 | 0pips |
| 10,001~250,000通貨 | 2 | 40円 | 約0.4pips |
| 250,001~2,000,000通貨 | 3 | 100円 | 約1.0pips |
| 2,000,001~5,000,000通貨 | 4 | 140円 | 約1.4pips |
EUR/USDの手数料
結論: 小ロット帯では比較的低コストですが、 pips換算は為替水準によって変動します。
| 合計建玉数量 | ランク | 手数料 | pips換算目安 |
|---|---|---|---|
| ~10,000通貨 | 1 | 0円 | 0pips |
| 10,001~250,000通貨 | 2 | 60円 | 約0.4pips* |
| 250,001~2,000,000通貨 | 3 | 100円 | 約0.7pips* |
| 2,000,001~5,000,000通貨 | 4 | 140円 | 約1.0pips* |
*USD/JPY=150円、EUR/USD=1.08付近を基準とした概算です。
GBP/JPYの手数料
結論: 小ロットでは一定の競争力がありますが、 建玉数量が増えた場合の手数料上昇が大きい通貨です。
| 合計建玉数量 | ランク | 手数料 | pips換算目安 |
|---|---|---|---|
| ~10,000通貨 | 1 | 0円 | 0pips |
| 10,001~250,000通貨 | 2 | 80円 | 約0.8pips |
| 250,001~2,000,000通貨 | 3 | 190円 | 約1.9pips |
| 2,000,001~5,000,000通貨 | 4 | 340円 | 約3.4pips |
| 5,000,001~10,000,000通貨 | 5 | 390円 | 約3.9pips |
| 10,000,001通貨~ | 6 | 410円 | 約4.1pips |
FXTFで手数料が高くなりやすい通貨
FXTFの手数料体系は、 すべての通貨ペアで同じではありません。
特に一部のクロス通貨では、 少ない建玉数量でも手数料単価が高くなるため注意が必要です。
EUR/NZD
GBP/NZD
NZD/CHF
USD/CHF
GBP/CHF
AUD/CHF
EUR/AUD
EUR/GBP
GBP/AUD
GBP/CAD
NZD/USD
EUR/CAD
EUR/CHF
これらの通貨では、ランク2の段階から 1万通貨あたり200~390円水準になるケースもあります。
特に多段ナンピン・グリッド・マーチン型EAでは、 建玉数量が短期間で増えやすいため、 手数料込みのバックテスト・フォワード確認が重要です。
FXTFと相性の良い通貨・ロット帯
一方、主要通貨を小~中ロットで取引する場合は、 FXTFの手数料体系と比較的相性が良いケースがあります。
USD/JPY
・~10,000通貨:0円
・10,001~250,000通貨:40円(約0.4pips)
・250,001~2,000,000通貨:100円(約1.0pips)
EUR/USD
・~10,000通貨:0円
・10,001~250,000通貨:60円(概算約0.4pips)
・250,001~2,000,000通貨:100円(概算約0.7pips)
CAD/JPY
・比較的小さい建玉帯では低コスト水準
MXN/JPY
・一定の建玉帯まで比較的低い手数料水準
※手数料無料となる建玉数量は通貨ペアによって異なります。 「1万通貨まで無料」は全通貨共通ではありません。
ゼロスプレッド制度は万能ではありませんが、 通貨ペアとロット帯を選べば競争力のある取引環境と言えます。
・1万通貨まで手数料0円
・25万通貨までは約0.4pips相当
・200万通貨までは約1.0pips相当
ただし、ロットが積み上がるEAでは、 必ず手数料込みで検証してください。
FXTFはEA・自動売買に向いている?
FXTFは「EAに向いている・向いていない」と一括りにするより、 EAのロット設計によって評価が変わると考えるのが適切です。
① 単発・固定ロット型
- 0.1lot固定など小ロット中心
- 同一方向の建玉が大きく増えない
USD/JPYでは1万通貨まで手数料0円、 25万通貨までは40円/1万通貨です。
そのため、 小~中ロットの短期EAとは比較的相性の良い構造です。
② 軽ナンピン・段階増加型
- 0.1 → 0.2 → 0.3lotなど段階的に追加
- 合計数量が数十万~100万通貨規模になる
USD/JPYでは25万通貨を超えると、 1万通貨あたり100円(約1.0pips)へ上昇します。
このあたりから、 他の取引環境と比較する重要性が高くなります。
③ 多段ナンピン・マーチン型
- 同一方向へ何段も追加
- ロットが倍増する
- 合計建玉数量が急増する
USD/JPYでも200万通貨を超えると 約1.4pips相当まで上昇します。
GBP系など手数料単価の高い通貨ではさらに負担が大きくなるため、 多段ナンピン・マーチン型では特に手数料確認が重要です。
FXTFは小~中ロット中心のEAとは比較的相性が良い一方、 建玉を積み上げるEAでは、 通貨ペアごとの手数料ランクを確認する必要があります。
※手数料は同一銘柄・同一売買方向ごとに判定されます。
※2026年3月2日改定後の手数料テーブルを基準としています。
FXTFの手数料についてよくある質問
通貨ペアと建玉数量によって異なります。USD/JPYでは1万通貨まで0円、1万超~25万通貨では1万通貨あたり40円です。建玉数量が増えると手数料ランクも上昇します。
同一銘柄・同一売買方向の保有建玉数量と、新たに出す注文数量の合計に応じて手数料が変わる仕組みです。同じ方向へ建玉を積み上げるほど、手数料ランクが上がりやすくなります。
USD/JPYなどを小~中ロットで取引する場合は比較的低コストです。一方、同一方向へ建玉を積み上げる場合や、一部のクロス通貨では手数料が高くなりやすいため、通貨ペアと最大建玉数量を確認する必要があります。
取引手数料が発生するのは新規取引時です。決済時の取引手数料は0円です。
結論:FXTFの手数料はEAのロット設計まで見て判断する
FXTFの建玉連動手数料は、 小ロットなら低コストでも、建玉数量が増えると負担が大きくなる という特徴があります。
- USD/JPYは1万通貨まで0円
- 1万超~25万通貨なら約0.4pips相当
- 同一方向の建玉数量が増えると手数料ランクも上昇
- 一部クロス通貨は小さい建玉でも手数料が高め
- ナンピン・マーチン型EAでは特に確認が必要
FXTFをEAで利用する場合は、 スプレッドだけを見るのではなく、 「実効スプレッド+建玉連動手数料」まで含めてバックテスト・フォワードテストする のが適切です。
FXTF全体のスプレッド・MT4環境・実利用レビューについては、 以下の記事で詳しくまとめています。
また、FXTF以外の国内MT4対応業者と比較したい場合はこちらです。
FXTFの取引環境はどう変わってきたか?
FXTFは、 EA制限時代 → 価格改定 → 取引環境改善 → ゼロスプレッド制度と、 段階的に取引条件が変化してきました。
あわせて読みたい
▶ FXTFの手数料・スプレッド込み費用を計算する
▶ FXTFスプレッド実測データまとめ
▶ FXTFのMT4デモ口座を開設する方法




コメント