【完全版】移動平均線のおすすめ設定値|短期・中期・長期EMAの組み合わせと使い方

おすすめの移動平均線設定を紹介するアイキャッチ画像。15分足で5分・1時間・4時間の流れがわかる図解と、ボードを持つデグーのキャラクターが描かれている。
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「移動平均線はどの数値を使えばいいの?」「短期・中期・長期の設定はどう決めるの?」 そんな初心者の悩みに答えるために、“実践でそのまま使える移動平均線の設定方法”をまとめました。

本記事では、「15分足チャートに設定するだけ」で 5分・1時間・4時間足が一枚で把握できる『4本EMAの最適設定』を解説します。 これを使うことで、初心者が苦手な上位足のトレンド把握が圧倒的にラクになります。

📘 この記事でわかること
  • 初心者でも迷わない移動平均線の「最適な設定値」
  • 短期〜長期まで4本のEMAで相場環境を一画面で把握する方法
  • 15分足だけで5分・1時間・4時間足を認識できる理由

特に、「複数時間足を見るのが苦手」という初心者には非常に有効な手法です。 これから移動平均線の設定に悩まず、“相場の方向が一目でわかるチャート”を作っていきましょう。

移動平均線の設定方法

結論からいえば、初心者でも相場環境を一画面で把握できるようにするためには、 「7・21・84・336」の4本EMAを使うのが最もシンプルで実用的です。 ここからは、この4本を使う理由と設定方法を順番に説明します。

移動平均線を4本表示する

移動平均線は基本4本表示します。結構多いです!でもちゃんとそれぞれ役割があります。役割としては、

EMAの種類期間対応する時間足
短期EMA75分足の21EMA相当
基準EMA2115分足の基準
中期EMA841時間足の21EMA相当
長期EMA3364時間足の21EMA相当

という感じです。上記の4本のEMAを15分足チャ―トに設定します。

15分足チャートに設定するところが重要

15分足チャ―トの理由ですが、まずある程度大きいチャートを確認することで相場環境をある程度理解できます。

さらに15という数値に着目します。15÷3で(5分足)に、15×4で60(1時間足)に、15×4×4で240(4時間足)になります。

というこは、うまく移動平均線の値(期間)を設定すると、15分足のチャートに5分足と1時間足と4時間足の基準EMA(21相当)を表示させることが可能になります。

なので、前述した各EMAの期間(7や21や84や336)は少しデタラメな値に見えるかもしれないですが、他の時間足の基準となるEMAを表示するための値となっています。

15分足チャートEMAの期間:21が基準値となります。その基準値を元に他のEMAの値を設定しています。それでは短期EMAから順に解説していきます。

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期間の設定値の説明

まず、15分足チャートにおける短期EMA(期間:7)についてです。 この値は、5分足チャートの21EMAに相当します。 (ローソク足本数は完全一致ではありませんが、形状はほぼ同じです)

理由はシンプルで、15分足を3で割ると5分足になります。 同様に、15分足の21EMAを3で割ると7EMAとなり、 「15分足の7EMA ≒ 5分足の21EMA」 になります。

実際に両方を比較してみましょう。

5分足の21EMA
※5分足の21EMA
15分足の7EMA
※15分足の7EMA

見ての通り、形状はほぼ同じです。 つまり、15分足を見ているだけで、5分足の21EMAも同時に意識できます。 そのため、短期の値動きを捉えやすくなるというメリットがあります。

💡要点:15分足の7EMAは「5分足21EMA」を15分足換算した数値です。

次に、15分足チャートの中期EMA(期間:84)です。 これは1時間足の21EMAに相当します。

15分足 ×4 = 1時間足なので、 15分足の21EMA ×4 = 84EMA となります。 そのため、「15分足の84EMA ≒ 1時間足の21EMA」となります。

1時間足の21EMAを意識すると、当日の全体トレンドがつかみやすくなるため非常に便利です。

💡要点:15分足の84EMAは「1時間足21EMA」を換算した値です。

最後に長期EMA(期間:336)です。 これは4時間足の21EMAに相当します。

1時間足 ×4 = 4時間足。 同様に、15分足84EMA ×4 = 336EMA。 つまり、「15分足336EMA ≒ 4時間足21EMA」になります。

4時間足の21EMAは週のトレンドを把握しやすく、相場全体の流れが掴めます。

💡要点:15分足の336EMAは「4時間足21EMA」を換算した値です。

以上より、まとめると…

15分足を表示しているだけで、5分足〜4時間足までのトレンドを“同時に意識できる”状態になる

これは初心者トレーダーにとって非常に大きなメリットで、
複数足を逐一切り替える必要がなく、相場全体を直感的につかめるようになります。

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4本のEMAを表示することで得られるメリット

先ほど記載した4本のEMAを、実際にチャート上に表示してみましょう。以下の図は、短期(7)、基準(21)、中期(84)、長期(336)EMAを15分足に表示しています。

【完全版】移動平均線のおすすめ設定値|短期・中期・長期EMAの組み合わせと使い方

グレーの太線が4時間足の21EMA相当、赤の中太線が1時間足の21EMA相当になります。どうでしょうか?一目で大きなトレンドまで確認できるので、大きなトレンドに逆らってエントリーしてしまう心配も減ると思いませんか!?私は、この設定にしてから大きなトレンドをかなり意識できるようになりました。

また、このチャートからは4時間足の21EMAや1時間足の21EMAが結構意識されて反発している事がわかります。15分足チャートを見ているだけで確認できるので『あー、ここ4時間足で見たら反発しそうだからロングエントリーは見送ろう』という思考に結構なりますし、このように15分足に太いEMAがあると、実際の4時間足チャートを見たくなるので自然と色んな時間足を見る事が出来るようになってきます。

まとめ|複数時間足を“1つのチャートで意識する”ためのMA設定

今回紹介した移動平均線の設定は、下位足〜上位足までを同時に意識できるようになる実用的な手法です。 初心者の頃は「いろんな時間足を見なきゃ…」と思っていても、実際のトレードでは忘れてしまうことが多いものですが、 15分足に7EMA・84EMA・336EMAを表示するだけで、自然と複数時間足の視点が身につきます。

移動平均線というと、21日移動平均線、100日移動平均線、200日移動平均線というメジャーな期間がありますが、これはあくまで営業日がかなり影響していますので日足を見ている時以外では私は設定しません。(21日は1カ月、100日は半期、200日は年間と言った感じです)

私は15分足を主に見ているので100や200を使うより、やはり自分に合った数値を利用するのが得策だと思っています。

特に21EMAの換算(5分→15分、15分→1時間、1時間→4時間)は再現性が高く、 視野が広がるだけでなく、トレンドの大枠も掴みやすくなります。

また、この考え方は裁量だけでなく、EA(自動売買)を作る際のロジックにも応用可能です。 トレンド判定・押し目/戻り目の認識・フィルタリングなど、移動平均線を軸にしたEAは安定しやすい傾向があります。

「自分がよく使う時間足」を基準に、他時間足のMAを換算して表示する── それが、初心者〜中級者にとって最も効果の大きいMA設定です。

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