【MT4】MACDの見方と設定を初心者向けに完全解説|ゴールデンクロス・ダイバージェンスまで図解

MT4のMACDの見方を初心者向けに図解したイラスト。ゴールデンクロス・デッドクロス・ダイバージェンス・0ラインの意味を解説している
FXノウハウ
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FXを始めたばかりの方が、
「MACDってよく聞くけど、結局どう見ればいいの?」
「MT4ではどんな設定で使うのが正解?」
と迷うことは少なくありません。

MACDは、トレンドの方向や転換点を把握しやすく、 ゴールデンクロス・デッドクロス・ダイバージェンスなど、 FXで頻出する重要なシグナルをまとめて確認できるインジケーターです。

この記事では、MT4でのMACDの見方・基本設定から、 実際のエントリー判断、さらに長期バックテストによる検証結果まで、 初心者の方でもイメージできるよう図解付きで解説します。

📊 MT4のMACDとは?初心者向けに仕組みと見方をわかりやすく解説

MACD(マックディー)は、MT4で標準搭載されている トレンド系オシレーターのひとつで、 相場の方向性や転換点を視覚的に把握できるのが特徴です。

Moving Average Convergence Divergenceを省略した名前になります。Moving Averageは移動平均線、Convergenceは収束、Divergenceは拡散という形です。

「MACDは難しそう」と感じる方もいますが、 基本の仕組みと見方を押さえるだけで、 ゴールデンクロスやダイバージェンスといった 重要なシグナルを読み取れるようになります。

まずは、MACDがどのような考え方で作られているのかを、 MT4画面をイメージしながら確認していきましょう。

MACDの構成要素(MACD値とシグナル値)

MACDは「移動平均線の差」を使ってトレンドの強弱や転換を判断するインジケーターです。

主に2つのラインから構成されます。

MACDの図
  • MACDライン:短期EMA(指数平滑移動平均)と長期EMAの差
  • シグナルライン:MACDラインの移動平均

この2本のラインの交差によって「買いシグナル」や「売りシグナル」が発生します。

なお、MACDのクロスはヒストグラムよりも 2本線表示の方が視認性が高いと感じる方も多いです。 上記の画像のように、ライン表示や0ラインを追加して 見やすくしたい場合は MACDの表示カスタマイズ方法(ライン表示・0ライン) を参考にしてください。

MACDの設定値と意味

MACDの初期設定(12・26・9)は、多くの市場・時間足でバランスが良いとされ、長年使われ続けてきた定番値です。

MACDパラメータ設定の図
※デフォルト値は、基本的に短期EMA:12/長期EMA:26/シグナル:9となります

短期EMA(12)と長期EMA(26)は、トレンドの変化に対して過剰に反応しすぎず、遅れすぎない中庸な組み合わせで、 シグナル(9)はMACDラインのブレを抑える役割を果たします。

そのため、初心者の方はまずデフォルト値のまま使うのが最も無難です。

MACDの設定値を変更すると、主にシグナルの出るタイミングと頻度が変わります。

  • 短期EMAを小さくする(例:12 → 8)
    └ 反応が速くなり、シグナルは増えるがダマシも増えやすい
  • 長期EMAを大きくする(例:26 → 40)
    └ 大きなトレンドのみを捉えやすくなり、シグナルは減る
  • シグナル期間を大きくする(例:9 → 15)
    └ クロスが遅くなる分、ノイズが減りやすい

ただし、設定値を変えれば必ず勝てるようになるわけではありません

MACDは「相場の流れを確認するための道具」であり、 設定よりも「どの相場で使うか」「どう判断するか」の方が重要です。

まずはデフォルト設定で、 ゴールデンクロス・デッドクロス・ダイバージェンスの形を しっかり観察することをおすすめします。


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MACDを使ったエントリー手法

ゴールデンクロスとロングエントリー

MACDラインがシグナルラインを下から上に抜けた瞬間は「ゴールデンクロス」と呼ばれ、買い(ロング)エントリーのサインです。

MACDのロングエントリーポイントの図

このクロスがゼロライン(±0)付近で発生(②の部分が正にそれ)すると、トレンドの転換点を示唆している可能性が高く、特に注目すべきポイントになります。

デッドクロスとショートエントリー

逆に、MACDラインがシグナルラインを上から下に抜けると「デッドクロス」となり、売り(ショート)エントリーのサインです。

MACDのショートエントリーポイントの図

トレンドの終焉や反転を示すシグナルとして、多くのトレーダーが注目しています。

ダイバージェンスの見方と活用法

ダイバージェンスとは、価格チャートとMACDの動きが逆行する現象です。

たとえば、

  • 価格が高値更新しているのに、MACDは下がっている → 売りサイン
  • 価格が安値更新しているのに、MACDは上がっている → 買いサイン

このようなズレは「トレンドの終わり」を示唆し、転換点を捉える強力な手がかりになります。

MACDのダイバージェンスの図

価格の方の山を見ると同程度なのに、MACDの山の方を見ると明らかに2つ目の山の方が小さくなっています。

続いて別のパターンも見てみましょう。

MACDのダイバージェンスの図その2

この箇所はダイバージェンスのお手本のような箇所ですが、2つ目の山でショートエントリーすると短期的には勝てていますが、中期的には3つ目の山で高値更新するので負けている展開ですね。3つ目の山でショートエントリーすると中期的にも良い結果が期待できそうですね。必勝とまではいかないですが、結構使えるパターンなので覚えておきましょう。


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MACDの実力を検証|15年分のバックテスト結果

MACDのパフォーマンスを確かめるため、以下の条件でバックテストを行いました。

  • 通貨ペア:USD/JPY
  • 時間足:1時間足
  • 期間:2005年〜2020年(約15年)
  • 条件:MACDゴールデンクロス・デッドクロスによるエントリー、決済
MACDのバックテスト結果の図
※インジケータとしてMACDだけを使って、2005年~2020年までテスト(自動売買で仮想トレード)した結果

結果

  • トレード回数:3,242回
  • 勝率:約33.1%
  • PF(プロフィットファクター):1.09

MACD単体でも統計的にプラス期待値のある戦略であることが確認できました。

なお、今回のバックテストは、MACDの売買ルールを 自動売買(EA)として機械的に検証した結果です。 裁量トレードの理解を深める目的でも参考になりますが、 MACDを自動売買に組み込みたい方は MACDを使ったEA作成の解説記事 もあわせてご覧ください。


MACDを使いこなすコツと注意点

MACDの弱点と対処法

MACDの弱点は、レンジ相場に弱いことです。横ばい相場では、クロスシグナルが頻繁に発生してダマシが増えます。

対処法としては、

  • トレンド相場でのみ使用する
  • 他のトレンド系指標(例:移動平均線やADX)と併用する

といった方法が効果的です。

他のインジケーターとの組み合わせ

MACDは単体でも機能しますが、他のインジケーターと組み合わせることで精度が格段に向上します。

おすすめの組み合わせ:

  • RSIやストキャスティクス:エントリータイミングの精度向上
  • 移動平均線(SMAやEMA):トレンドの判断

相関性の低い指標をうまく使うことで、ダマシを回避しやすくなります


まとめ|MACDを使ってトレード力を高めよう

MACDは、初心者にも扱いやすいトレンド系インジケーターです。

  • トレンドの転換をシンプルに捉える
  • クロスやダイバージェンスなど多彩なシグナルがある
  • 設定やバックテストを通じて自分に合ったスタイルが作れる

という利点があり、裁量トレードにも自動売買(EA)にも活用可能です。

今後のステップ:

  • デモトレードでMACDのクロスやダイバージェンスを体感する
  • 過去チャートでシグナルを検証し、感覚を養う
  • 自動売買に組み込むならバックテストで有効性を確認

「MACDを使いこなせる=トレンドの流れを読めるトレーダーへの第一歩」です。
まずはここから、あなたのトレードスキルを着実にステップアップさせていきましょう


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