はじめに
ここでは、OANDAJapanの米ドル円において、2022年8月10日21時30分の米国7月消費者物価指数(CPIコア指数)発表後、最大440pipsのスプレッドの拡大してしまうという問題が発生した事について記載しています。
440pipsというと約4.4円分なので相当数の人が不利な位置で約定されるという悲惨の自体になりました。これだけの大きさになってくると追証が発生するレベルですね・・・。
被害にあった人はどうなったのか
さて、スプレッドの拡大約4.4円分による被害が出てしまった人達はどうなってしまったんでしょうか。
これに関しては、OANDAJapanが被害分を補填するという形になりました。なので追証も発生しませんし、被害報告をすればお金が返ってきました。実際数百万単位で返金があったというツイートもありました。この対応はかなり良い対応だったなと個人的には思います。
他のブローカーで数百pips以上のスプレッドが開いて問題になりますが、追証はされないにしても被害額の補填という話は聞きません。
問題の発生理由
なぜ今回のような問題が発生してしまったんでしょうか。原因などの報告がOANDAからありました。
報告は原因等が書いてありますが文章を引用しながら読み解いていきます。
スプレッドが開いた原因は、
複数の弊社カバー先の配信レートのスプレッドが急拡大したため
ふむふむ、カバー先っていうのはOANDAとやりとりしてる銀行等ですがそのスプレッドが開いちゃったんだなっていう感じです。が、そんな事は過去にも無かったの?って話ですよね。
続きを読むと・・・、なにやら新たな機能をシステムに追加したそうです。
去る6月よりスプレッドを0.4に原則固定する新たな機能②を追加した
あー、この機能②を新たに追加したから問題が発生しちゃったのかーという感じです。機能②がなければカバー先の配信レートのスプレッドが急拡大してもうまい事おさめれてたんだなーと。
でもなんでうまく動いているシステムに新たに機能追加するんやって言う話ですよね。
それは、
昨年来のUSDJPYにおける大幅な市場変動によりLPからの配信レートのスプレッドが拡大し、それまで提供していた「0.3pip原則固定」を維持することが出来なくなったため
こういう理由で機能②を追加したんですね。多分コロナとかの影響もあって機能追加せなあかんかったんでしょう。
でも本当に機能②がまずかったの?って言う話にもなってきますが、機能①だけの時は問題無かったので時系列からいっても機能②がまずかったのだと思います。
さらに機能②は通貨単位(米ドル円のみ)に入れていたらしく、
MT4の「USDJPY.oj5k, USDJPY.oj1m」およびMT5の「USDJPY」
上記通貨のみ今回の問題が発生したという事なのでここからも機能②がまずかったという事がわかります。
結論としては、
ということですね
今後同様の問題は発生し得るのか
一番重要になってくる、今後もスプレッド急拡大の問題が発生するか?についてです。また同じような問題が発生するんだったらもうOANAD使いたくないんだけど・・・っていう感じですよね。
この報告文及び調査原因が全て正しいのであれば同様の問題は発生しません。
なぜなら対策として、
本障害原因が特定された8月12日より上記②の機能をいったん解除する
と書いてあるので、すべての元凶であった機能②をとっぱらってしまうためです。いったんと書いてあるので、また機能②は入れると思いますがその時は今回のようなケースもしっかりテストするはずなので大丈夫でしょう。
さいごに
以上が、『OANDAであったドル円の異常なスプレッドについて』です。
私もOANDAJapanを使っているので今後また問題起きるんじゃないの?っていう懸念がありましたが、報告文を出してくれたので良かったです。そして今回の返金等の対応を見てOANDAを今後も使おうという形になりました。
今回の件をOANDA自体がバグだったとしているので、今後同じような問題が発生しないように対策もされると思います。今回の件が仮にもし『こういった事は仕方ないよ、相場だもの起きちゃうよ』っていうスタンスならもう使わなかったかもしれません。
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