EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法【MT4設定ガイド】

EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法
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EA(自動売買プログラム)をMT4でバックテストすると、デフォルトでは米ドル(USD)が単位になっています。
「資金管理を日本円ベースで確認したい」「実際の運用イメージを持ちたい」という場合は、設定を変更してJPYでテストするのがおすすめです。

本記事では、バックテストを日本円で行う手順と、設定時の注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。

なぜ日本円でバックテストするのか?

  • 米ドル表示だと実際の資金感覚とズレがある
  • 日本円で表示することで、証拠金維持率や損益をリアルにイメージできる
  • 国内FX口座を利用している人にとって管理がしやすい

「USD→JPY」に切り替えるだけで、テスト結果の見やすさが大きく変わります。

MT4でバックテストを日本円(JPY)に設定する手順

1. バックテスト画面を開く

通常通りMT4でストラテジーテスターを開き、EAを選択します。
次に 「エキスパート設定」 ボタンをクリックします。

EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法【MT4設定ガイド】

2. 初期証拠金の通貨をJPYに変更する

「テスト設定」タブを開くと、初期証拠金の通貨単位が USD になっています。

ここをキーボードで JPY と入力しましょう。
※選択肢には「USD / EUR / GBP / CHF」しか表示されませんが、直接入力すればJPYに変更できます。

EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法【MT4設定ガイド】
『JPY』は選択項目として存在しませんが、キーボード入力が可能です。
※選択は『USD』『EUR』『GBP』『CHF』のみ
 

3. 初期証拠金の金額を設定する

証拠金の金額も、自分が運用予定の金額に合わせて入力します。
例:500万円 → 5000000 と入力。

EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法【MT4設定ガイド】

設定後は「OK」をクリックして反映させます。
👉 金額が少なすぎるとバックテスト中に OrderSend error 134(証拠金不足エラー) が出るので注意してください。

金額の設定をしっかりしないと証拠金不足でバックテスト中にエラーでエントリーできなくなるので注意が必要です
※証拠金不足で出るエラーは 『OrderSend error 134』です

以上で設定は完了です。

バックテストを行うと結果が日本円で表示されているか確認しましょう。

EAのバックテストを日本円(JPY)で行う方法【MT4設定ガイド】

⚠️ 日本円で設定した場合の注意点

  • 一部のEAは「USD基準」でロット計算をしているため、JPY設定にすると正しく動かないことがあります。
  • 特に「残高に応じてロット数を自動調整するタイプ」のEAでは、エラーが出やすいのでご注意ください。

この場合は、EAのソースコードを修正するか、テスト時だけUSDで行う必要があります。

一例として、MT4にデフォルトで備わっているMoving Averageは自分の持っている証拠金から計算してロット数を変える処理があるのですが、この処理がドルをベースに作られています。バックテストを行うともれなく『OrderSend error 134』証拠金不足で失敗するようになります。

まとめ:JPY設定でより実践的なバックテストを

  • MT4のバックテストはデフォルトでUSD表示
  • 「エキスパート設定 → テスト設定」で 通貨単位をJPYに変更 可能
  • 初期証拠金を適切に設定することで、リアルなシミュレーションができる

EAを実際に日本円で運用する方は、ぜひJPY設定でバックテストしてみましょう。

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