概要
私がEA取引のメインで使っている(スプレッドが超優良の)FXTFという国内FX業者なんですが、2023年4月3日以降にEAを利用した際の取引手数料をまたあげるそうです。
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、EUR/USD
※その他通貨ペアのEA/スクリプト取引手数料は無料
今回FXTFがEA使用時の手数料を上げたことで、別口座を利用した方が良いのか確認していきたいと思います。
EAを使うことをご検討されている方は是非参考にして頂ければと思います。
※この記事は古く、現在FXTFはこちらの内容になっております↓
手数料の確認
スプレッドが米ドル/円で0.1銭と業界最狭値とスプレッドが売りのFXTFですが、『EAでのトレード』は手数料がかかってきます。
どれぐらいかかるのかを調べると、新規10,000通貨(0.1ロット)のトレードあたり40円です。
※決済時にはかかりません
ロット | 手数料(変更前→変更後) |
---|---|
1,000通貨 | 2円→4円 |
10,000通貨 | 20円→40円 |
1,00,000通貨 | 200円→400円 |
1,000,000通貨 | 2,000円→4,000円 |
ここまで表にすると分かる方も多いと思いますが、要は普通のスプレッド+0.4銭分の手数料がかかります。つまり、米ドル/円はEAを使うと0.5銭(手動なら0.1銭)という形になります。
以下の画像は、手数料が上がる前の2023年2月の画像です。20万通貨で400円の手数料だったものが、2023年4月3日以降は800円と倍になるイメージです。
米ドル/円で0.5銭となってくると、EAを動かすFX口座を少し考えないといけないかなーというのが率直な感想です。
まとめ
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、EUR/USDといった主要通貨の手数料が上がっちゃいました。主要通貨のEAを動かす場合は検討の余地がありそうです。
ただ、それ以外の通貨の手数料が無くなったのが大きいですね。主要通貨以外のEAを使う場合はFXTFがおすすめですので是非一度利用してみてください。
また、スプレッド等の詳細は『EAが使える国内FX業者【3選】』記事にまとめました。早朝・仲値・指標発表時等のスプレッド値の詳細を確認したい方は参考にしてみてください。
以下は、OANDA Japanと比較した結果です。
OANDA Japanと比較
大体スプレッドが同じOANDA Japanと比較しながら、もう少し見ていきたいと思います。
スプレッド
通貨ペア | FXTF(手数料込) | OANDA |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.5銭 | 0.4銭~0.9銭 |
ユーロ/米ドル | 0.6銭 | 0.5銭~0.9銭 |
ユーロ/円 | 0.7銭 | 0.6~1.1銭 |
ポンド/円 | 1.0銭 | 0.9~1.5銭 |
豪ドル/円 | 0.8銭 | 0.6~1.0銭 |
他通貨ペアのスプレッドに手数料を加えてみましたが、ほぼOANDAと同じ事がわかります。
スワップ
業者 | ショート時 | ロング時 |
---|---|---|
OANDA | -1950円 | 1739円 |
FXTF | -2033円 | 606円 |
2023年03月31日時点での米ドル/円の10万通貨のスワップですが、FXTFのロング時のスワップが厳しいですね。
ロット数
業者 | 最大発注数量 | 最小発注数量 |
---|---|---|
OANDA | 10ロット(100万通貨) | 0.1ロット(10,000通貨) |
FXTF | 10ロット(100万通貨) | 0.01ロット(1,000通貨) |
ロット数は、FXTFの方が勝手が良いです。
キャンペーン
キャンペーンは特に差異はありませんでした。
その他の比較
実際に自分が両方のFX業者を使用していて、他で思う事を記載します。
OANDAの方が劣っている点
OANDAの場合重要指標発表時や、週明け時に10銭以上スプレッドが開く事が結構あります。対してFXTFはほぼ4銭以内です。
FXTFの方が劣っている点
FXTFは指値、逆指値を現在値から5銭以上開けないと設定できないので5銭未満で回すEAを運用する事ができません。対してOANDAは制限がないので5銭未満で回すEAを運用する事ができます。
イベント時のスプレッド
経済指標 | 通貨 | FXTFスプレッド | OANDAスプレッド |
---|---|---|---|
早朝(2023/02/08 07:30) | 米ドル/円 | 4.0Pips | 3.5~5.0Pips |
仲値(2023/02/08 09:55) | 米ドル/円 | 0.5Pips~1.5Pips | 1.0~2.1Pips |
重要指標 | 米ドル/円 | 4.0~10.0Pips | 約10~20Pips |
イベント時のスプレッドは、やはりFXTFの方が良いです。雇用統計等の重要指標の際、FXTFは最大10pipsなのがとても有難いです。OANDAはだいたい20pipsから稀にそれ以上の場合もありますので。
3月31日の詳細スプレッド比較はこんな感じでした。
この日の21:30の経済指標はコアPCEでした。雇用統計等の超重要指標があるとOANDAは20pipsとか開きますが、こういった普通の場合は総合的に見てもOANDAが良い感じに見えますね。
さいごに
以上が、『FXTFがEA使用時の手数料を上げる件』です。
上記をまとめて思った事は、OANDAもFXTFもそんなに違いが無くなってきたのかなーという印象です。裁量トレードを含めるとFXTFが強いですが、スワップや指値の制限等を考えるとOANDAが勝っています。
ただ、私のEAは逆指値(SL)ラインを結構ギリギリに置くタイプのEAで重要指標発表時に狩り取られる可能性があるので、まだしばらくはFXTFでいこうかなという感じです。
SL狩り取られるのが怖い、スワップが気にならない、指値・逆指値5pips以上でOKという場合はFXTFで良いと思います。スワップ重視の場合はOANDA一択ですが!
あと、今回の変更で『USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、EUR/USD』以外の通貨は手数料がかからなくなったので、これ以外の通貨を使っている場合もFXTFがおすすめです。
※ EAのサンプルソースを一覧表にまとめました
※オンラインレッスンやってます
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