FXに興味はあるけれど、「難しそう」「損をしそう」「裁量トレードだと中々勝てない」と感じていませんか?実は、いま注目されている『自動売買(EA)』なら、知識が少ない初心者でも始めやすいんです。
プロのロジックが詰まった自動売買ソフトに任せて、自分の代わりに24時間取引をしてくれるから、相場をずっと見張っていなくてもOK。はじめの一歩にピッタリの方法なんです。

ここでは、そんな初心者の方に向けて自動売買の始め方についてを解説しています。
EA(自動売買)とは?FX初心者にもわかる仕組みと特徴を解説
FX界隈では『EA=自動売買』なんですが、自動売買の意味は何となくわかるけどEAって一体なんなんでしょうか。まずはEAについて解説します。
EAの意味(Expert Advisor)
EAとは、エキスパート(Expert )アドバイザ(Advisor)の略称で、MT4やMT5というFXの取引プラットフォーム上で動作する「自動売買ソフト」のことです。このプログラムは、設定されたロジックに基づいて自動的にエントリーや決済を行い、FX取引を自動化します。

MACDを条件に自動トレードするEAや移動平均線を使って自動トレードするEA等の多種多様なEAが存在し、EAプログラマーが開発する限り今でも無限にEAは増え続けています。
裁量トレードとの違い
私たちが日々手動で行っている裁量トレード(エントリー/指値・逆指値変更/決済)はトレード中は長い間チャートをチェックし、エントリーや決済等を随時考えながらモニターの前に居座っていると思います。
対してEAを使うと自動的に売買を行ってくれますので、トレード中でも基本的にモニターの前にいません。(特にする事がないとモニターの前で眺めてますが)
また、自動売買ソフトは予め決められたルール(チャート分析・トレード手法・損切り設定)を元に売買してくれますので感情でトレードするといった事が一切なくなるのが特徴です。
FX自動売買のメリット・デメリット
では自動売買のメリット・デメリットについて確認していきましょう。
メリット
自動売買のメリットは大きく3つあります。
- 常に冷静なトレードができる
- 時間的余裕ができる
- 過去のチャートを使ってトレードテストができる
デメリットを完全に打ち消すほどの大きなメリットですので確認していきましょう!
1.常に冷静なトレードができる
私は裁量(手動で)トレードした場合、どう頑張ってもやりたいトレードができない、ルールが守れないという形でメンタル面に問題がありました。

いざ相場を前にお金とお金のぶつかり合いを見ると頭ではわかっていても、エントリーできなかった、何かよくわからない所でエントリーしてしまった、損切りが出来ない、焦って薄利で利確してしまった、等などそういうルールを守れない状態になってしまう事もあります。
あと、スキャルピングトレードをやっていてよくあるのが、4時間ぐらいトレードして最後に大きく負けてマイナス1万円とかなった場合、4時間も頑張ったのに今日はマイナス1万円・・・という心理的に許し難い状況に陥ります。そしこ大体こう思います「ちょっとでも勝って終わりたい」と。そう思った瞬間、根拠が薄いトレードになったり無理があるトレードになったりします。
もう、裁量トレードをしていたらメンタルを壊してくる落とし穴が色々なところにあるんです!
ですが、EAはマイナスだろうがプラスだろうがお構いなしに決められたルールで同じトレードを繰り返し、一切ブレないトレードをしてくます!まさに鋼のメンタルです!
2.時間的余裕ができる
今まで自分で結構な時間をかけてチャートを見てエントリーしたり決済したりしていたと思います。しかし、EAは寝ている間も、仕事している間も、遊んでいる間も常にチャートを監視し、勝手にトレードをやってくれます。しかも、自分がエントリーしたいタイミングを寸分も見逃さず確実にトレードをしてくれます。

自分がチャートを眺めてトレードしていた時間は一切無くなり時間的な余裕がかなり出来るので、その分をトレード手法の研究や改善に充てる事も可能です!
ただし、時間ができたからといってずっと放置するのではなく日々のトレード結果や経済指標発表の有無などはしっかり確認しておいた方が良いでしょう!(EA=不労・完全放置という考えは危険)
3.過去のチャートを使ってトレードテストができる
FXのトレード手法が通用するのか?を正確に見極めるためには、過去チャートでの検証及びリアルタイムでの検証が必須です。
過去チャートの検証はかなり労力のいる作業です。やった事があればわかると思いますが、1時間足で1年分を確認しようとすると、1日あっても足りません。(時間足にもよりますがかなり大変)
ですがEAがあれば、数年分の検証が数分で終わります。しかもボタン一つ押して待っているだけで終わります。これをバックテストといいます。
上記の動画がバックテストと呼ばれるものです。MACDのクロスでエントリーしていく手法をチェックしている感じです。(※画質が悪い場合、設定で720pを選択すると良くなります)
わずかな時間で何千回というトレードを行ってくれて、結果まで出してくれるので、EAとして導入するトレード手法が過去から通用していたのか通用していないのか一目瞭然です。
テストの結果、どこでエントリーしてどこで決済しているのかや勝率等、詳細にチェックする事ができます。EA(トレード手法)が過去から凄い利益を上げているのか、トータルで負けてしまう手法なのか、過去データさえあれば何年もさかのぼって確認することができます。
EAって稼げるの?
メリットを紹介しましたが、そもそもEAって稼げるんでしょうか?EA初心者の方からもよく質問がきます。
答えはもちろん『はい』です。
EAの性能や市場状況によりますが、適切なEA選びやリスク管理を行えば、安定した収益を期待できます。
以下は実際に私が使っていたEAの収益グラフですが、安定して稼げている事がわかりますよね。

ただ、このEAは販売されているEAのため購入費用が発生します。その費用こそがデメリットになります。デメリットの章に続きます。
デメリット
ではデメリットも包み隠さずこの3つです!
- 初期費用がかかる
- FX業者が限られる
- 相場の急変に弱い
ただ、デメリットを最大限打ち消す方法も記載していますので確認していきましょう。
1.初期費用がかかる
デメリットとして一番大きいのが初期費用の問題です。
EAを購入する費用がかかる
EAはネット等で無料で出回っているので(私もサンプルをあげていますが)無料で手に入るのですが、良いEAを手に入れるには先述した通り購入するのが手っ取り早いです。その場合、購入費用がかかります。安いもので1万円~高いもので5万円といった感じです。
以下の画像はEAが販売されているサイトの売れ筋ランキングですが、人気のEAは大体3万円ぐらいします。

EAを購入するにはまずEAの購入費用がかかるのがデメリットの一つ。しかも稼げないEAを購入してしまうと、また他のEAを探して購入しないといけないという状態に陥ります。
ですので、いかに良いEAを見つけて長期稼働させるのかがポイントです。
先ほど紹介しましたが、私が現在オススメしているEAはこちらです。EAの選び方も含め参考にしてみてください👇
また、然るべき(ゴゴジャン等の金融庁登録の)場所で購入すれば(商品として認められていますので)EA代は確定申告でFXでの経費として計上できます。
パソコン代、電気代がかかる
次の費用として、電気代及びパソコンが無い場合はパソコンを購入する費用も必要になってきます。EAを動かす場合、パソコン版のMT4を常時起動した状態にする必要があるので、パソコンは基本的につけっぱなしになります。
そこまで性能が良いパソコンは必要ないのでパソコンはお持ちの方はいいですが、パソコンが無い方はノートパソコン費用約6~7万円と電気代が月に多く見積もって1000円は上がると考えると、初年度で7万~8万円超の費用がかかります。
ちなみに、私はこのスペックのノートパソコンを購入してMT4を3つ起動しながら自宅で運用しています。
ただ、EA以外にパソコンを使う予定が無い方はVPSが断然オススメです。
VPSとは、簡単に言うとパソコン設備をレンタルする感じです。スマホから簡単アクセスできますのでパソコンは不要ですし、電気代もかからないのに月額1000~2500円で契約できます。手始めに自動売買をやってみようと思われている初心者の方には持ってこいですね!
オススメのVPS業者は以下の記事に記載していますので、気になる方はこちら👇
もちろんVPS代もFXでの経費に計上できます。
2.FX業者が限られる
2つ目のデメリットとして、EAを使うことができるFX業者が限られています。どのFX業者でもEAが使えるというわけではないので、EAが使えるFX業者及び自分のEAに合ったFX業者を探さなければなりません。(DMMやGMO等はEAが使えません)
ただ、安心してください。自動売買ができるFX業者はもちろん私が全てまとめています。気になる方はこちら👇
3.相場の急変に弱い
3つ目のデメリットとして、EAは相場の急変に弱いです。
簡単な例でいうと、経済指標発表時です。値が大きく動くアメリカの雇用統計等は相場の急変で条件に合う場合はどんどんトレードするので逆張りEA等は大きなマイナスになったりします。
ただ、相場の急変を考慮したEAも存在しますし、相場の急変を耐えてきたEAも多数存在します。
経済指標発表時はEAを終了させておくなど私たち側で対処することも可能ですし、EAを作る側であれば経済指標発表時はトレードしないようにする事も可能です。ただ、流石に戦争が起きた等の地政学的な世界情勢までは網羅できないのでその点では世界情勢等を意識する必要があります。
EAはどんな仕組みで動くのか?
まず、EAを動かすうえで必ず必要となるのがMT4です。
MT4とは?
既にご存知かもしれませんが、MT4について解説します。
MT4とはどういったものかというと、FXのチャートを見たりトレードをしたりするFX用のアプリ(ツール)です。
以下の画像がMT4の画面なのですが、

このMT4というツールはFX業者が無料提供しているツールです。ただし、このMT4自体を提供しているFX業者が割と少ないんです。なので、まず1つの重要ポイント。
※MT4を提供していないため
※もし、MT4についてさらに詳しく知りたいといった方はこちら👇

MT4にEAをインストールする
前述したMT4にEAを入れる(インストールする)事で自動売買をしてくれるようになります。

簡単に言うと、MT4がゲーム機本体でEAがゲームソフトみたいなイメージですね。ゲームソフトを取り換えると他のゲームができるようにEAを取り換えると他のトレード手法に切り替える事ができます。
EAの売買ロジックとは
EAがトレードしてくれる仕組みについて簡単に解説します。
今回は私が作ったMACDのEAでトレードしてみた一例を見ていきましょう。
EAを作るにあたっては大きく『どのインジケータを使うのか』『どこで決済するのか』というのをプログラムします。今回は以下の内容でプログラムしました。
- MACDがゴールデンクロスしたら買いエントリー
- MACDがデッドクロスしたら売りエントリー
- 利確、損切りは共に20pips
このようにプログラムしてEAを動かしてみると・・・

はい!私は一切エントリー等操作していませんがMACDがゴールデンクロスしたタイミングで買いエントリーしてくれたことがわかります。損切り、利確も設定してくれていますね。重ねていいますが私は一切操作していません。これが自動売買(EA)です。
このEAをしばらく放置していると、

チャート上に➡(エントリー)と点線(保持期間)と左三角(決済)が出てきました。これは、自分がチャートを見なくてもトレード結果をわかりやすくするように、EAがチャート上にトレード結果を反映してくれています。
このトレード結果を見てもわかる通り、漏れなく『ゴールデンクロスしたら買いエントリー、デッドクロスしたら売りエントリーをし、20pipsで利益確定』を自動で実施してくれていますね!ちょっと用事をしているうちにエントリーポイントを逃した!といった事もなくなるわけです。
このように、EAを導入することで自分自身がチャートを見る必要がなく、全てEAが自動的に取引してくれます。今回はMACDのEAでしたが、移動平均線や一目均衡表等様々なテクニカル分析を使った手法のEAが存在し、その内容通りに自動でエントリー、指値変更、決済、資金管理などを実行してくれます。
EAを始めるには何が必要?
自動売買(EA)について、ある程度理解できたでしょうか。
「EAって良さそう。でも、どう始めたらいいの?」
安心してください。誰でもカンタンに始められる『自動売買(EA)の始め方ガイド』を、以下のページでわかりやすく解説しています👇
まとめ
以上、『EAとは?初心者向けにFX自動売買の仕組み・特徴・メリットをわかりやすく解説』でした。EAの魅力を感じて頂けましたでしょうか。
貯金だけではお金が増えにくい時代。だからこそ、今、自動売買という選択をする人が増えています。また、私のようにFXなんて感情に左右されまくりで勝てっこないという人もどんどんEAに移行しています。
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