FXに必要な考え方はこれ!

FX
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はじめに

ここでは、FX初心者の方やFXで勝てないといった方に向けた、『FXに必要な考え方』について私なりの解釈を記載していきます。

まず、FXで一番大切なことは何だと思いますか?

色々あるとは思いますが、私が一つ挙げるとするならば『ギャンブル化しない事』だと思います。

ギャンブル化しない事とは

投資はお金が絡んでいるため、多かれ少なかれギャンブル要素は必ずあります。

では、ギャンブル化しない事ってどういうことなのか。たとえとしてわかりやすいパチンコ・パチスロで勝っている人と負けている人の違いについて見ていきましょう。

まず、パチンコ・パチスロで負ける人の特徴として

今日は勝てるかもしれない・この台は良いかもしれない

という漠然とした理由だけで立ち回っています。何故勝てると思ったのか?と聞いても明確な理由は返ってきません。このような、運任せでただ打ちたいが為だけに打ってしまう根拠の無い勝負が『ギャンブル』です。

逆にパチンコ・パチスロで勝っている人の殆どは、明確な勝てる理由(ボーダー・機械割・期待値等)の元、統計論・確率論を武器に立ち回っています。こういう人達に何故勝てると思ったのか?と聞くと算数や数学レベルでの根拠が必ず出てきます。このような、しっかりと根拠のある勝負が『ギャンブル化しない事』です。

FXも同じで、しっかりとした根拠を持ってトレードする事が大切です。

私は自己紹介でも書いていますが、FXで結構負けました。負けた理由は、主に明確な根拠がない(根拠が薄い・無理やり根拠を当てはめた)状態でトレードしていた為です。まさにギャンブルトレードでした。

それでも色々試行錯誤を重ね、ようやく自分なりの方法を見つけ、だんだんと稼げる(少なくとも月単位で凄いマイナスにならない)ようになってきました。その過程でFXをやる上で『ギャンブル化しないためにはどうしたらいいのか』や、EAを導入することによって比較的楽に『ギャンブル化しなくなった』ことについて記載します。

トレードルールの確立

FXをやるうえで、トレードルールを決める事は必須です。

トレードルールが確立されていないままFXをやってしまうと・・・、

それはただのギャンブルですね!

直感だけでトレードすると、それはただのギャンブルです。
※場数を踏んだ直感だといいですが・・・

まずは、自分なりにトレードルールを確立してみましょう。トレードルールとは主に

  • エントリーのタイミング
  • 損切りのタイミング
  • 利確のタイミング
  • トレールの有無
  • 何回負けたら今日はやめる

などなど、エントリーする前に攻める場所、撤退する場所をあらかじめ決めるというルールです。

そして、この決まり事を『やったりやらなかったりする』のはNGです。決めたからには確実に実施してください。

何となくでエントリーしない

もし、何となくでエントリーしてしまった場合、ほぼ確実に損切りできません。理由は、何となくエントリーした場合は何となく損切りしないといけないハメになるんですが、何んとなく損切りなんてできないからです。

大切なのは、エントリー前に利益が出る場合・損失が出る場合の両方をイメージし、どういう決済にするかまで全て決めてエントリーし、ポジションを保有している間もその決めた事を変えない事です。

あと、何となくトレードして負けたり、自分が思った通りのトレードが出来ない場合、メンタルコントロールはできません。

トレードルールの文章化

トレードルールが確立できているのに、中々ルールが守れない場合は文章化がオススメです。

私は以前、その日その日のFX損益によってトレードルールがブレていました。感情によってエントリータイミングが早まったりしていたのです。頭の中ではトレードルールがちゃんとあるのに、守れていない事が割とありました。

なので、頭の中だけでなくトレードルールをチェックリストの形で文章化しました。そして、トレードする前に必ずそのチェックリストを全て確認し、全部OKの場合のみエントリーするといった形にしました。

以下は順張り買いの際の大雑把なエントリーのタイミング例です。

  1. 直近で経済指標があるか
  2. 日足は買い優勢か(移動平均線は上向きで、移動平均線より上の値か)
  3. 1時間足でレジスタンスラインをブレイクしたか
  4. 5分足が確定したらエントリー(ブレイク箇所から○○pips離れてしまったら様子見)

こうすることで、エントリータイミングがブレる事を防ぎました。

そして、文章化した際に思ったのが、自分の『トレードルールはちゃんとある』と思っていても、実はあやふやな、ルール化されていない部分があることです。

私の場合、4の「いつエントリーするのか」という部分が文章化するまでルール化されておらず、ほぼ気分でエントリーしているようなものでした。文章化する事によって、より明確になりエントリータイミングのブレが無くなっていきました。

過去チャートでの検証

トレードルールを文章化することで、ある面白いことが出来ます。

それは過去のチャートでそのルールが本当に通用するかどうかを検証する事です。文章化した事により、過去チャートでも淡々と検証する事ができます。

FXをやるうえで過去チャートでのトレード検証は必須です。FXをやる人も、株をやる人も、皆過去の検証は念入りにやっているんだと思い知らされました(サイトやら本を読んで)。そもそも、過去チャートの検証をやらない事は『甘え』だったり『現実逃避』だと思いました。

トレード検証することで、自分のトレードルールがどれぐらい過去通用したのかを推し量れ、トレードに自信を持つ事ができます。自信を持つことで、利益がでようと損失がでようと気持ちの整理がつきます

あと、過去通用しなかったとしても『こうやれば通用する』『こうやればもっと利益を上げることができる』等、改善点がすごく見えてくるようになります。

リアルタイムでの検証

過去のチャートで検証してうまくいった場合、当然リアルタイムでも検証したくなります。

リアルタイムで検証し、利益が出ていけば自分のトレードルールは通用するんだと強く自信が持てるようになります。

このリアルタイムで検証していくと、経済指標や朝方のスプレッドの開き、週末から週明けの持ち越し等、過去チャートの検証からは見えづらい問題も出てきます。そういった部分はしっかりリアルタイムで検証し、通用しない部分は新たなルールを作る必要が出てきます。(指標前や朝方はトレードしない等)

リアルタイムでの検証ができると、いよいよ実際にトレードします。トレード自体はトレードルールを文章化した通りに行うだけなので別に気負うことは無く、ただ機械的に淡々と行います。

どうしても感情的になったりしてしまう場合は、ポジション量を落とす等して機械的にできるように調整していきます。

トレード結果の記録と反省

ポジション決済後は、利益が出ても損失が出てもトレード結果を残していきます。

まず、大前提としてちゃんとトレードルール通りにできたかを確認します。次に、利益が出たか損失が出たかです。

利益が出た場合は、さらに利益を伸ばすことができたかどうかを貪欲に考えて行きましょう!

損失が出た場合は、もっとここはこうした方が良かったんじゃなかったとか考えて行きましょう!

そして、利益の時の歓喜も損失の時の絶望も、感情は全てトレードルールにぶつけるようにします。

感情を次のエントリーにぶつけても、良いエントリーはできない

トレードルールに感情をぶつけて、もしトレードルールを変更する必要があるのであれば変更します。そして、トレードルールを変更した場合は・・・、また過去チャートで検証ですね!

さいごに

FXにも計画やら検証やら反省やら改善が必要です。社会等でも良く?言われているPDCAサイクルみたいなものです。サイクルを回して前回よりも今回、今回よりも次回、とトレードルールがどんどん良くなるようにしたいですね。

最終的にこの考えにまとまったのは、とある書籍がきっかけで『ザ・トレーディング──心理分析・トレード戦略・リスク管理・記録管理』という書籍です。

  • 投資の心理
  • エントリーの仕方
  • 過去データ検証の重要性 等々

色々書いていますので、興味のある方はamazonとかで売ってるので是非読んでみてください。

EA(自動売買)を導入

上記のサイクルが身についてくると、手動でトレードしていてもどんどん機械的なトレードになってきます。

そして私がふと思いたったのが、機械的なトレード=EAです。

EAを使う場合、 『FXをやるうえで大切なこと』 を当てはめると・・・

トレードルールの確立・・・このルールはそのまま使う

トレードルールの文章化・・・プログラミングが必要

過去チャートでの検証・・・バックテスト機能でEAが適切に高速自動でやってくれる

リアルタイムでの検証・・・デモ口座でEAが適切に自動でやってくれる

実際のトレード・・・EAが適切に自動でやってくれる

トレード結果の記録と反省・・・記録、反省はしっかりやる

トレードルールの文章化をする際にプログラミングしないといけないのはネックですが、もの凄い労力のかかる過去チャート検証と実際の取引を自動でやってくれるのです。赤マーカーの部分が魅力的すぎて、思い立って即EAを導入しました。

もしEAを使っていない(手動トレードの)場合、過去のチャート検証においては自分でチャートを見てこの時はここでエントリーして・・・、ここで損切りして・・・、ここで利確して ・・・ 、損益はこれだけで・・・、と検証していくとかなり面倒です。あと私の体験談ですが、過去チャートを眺めていると自分の都合で(トレード成績が悪くなってくると)どんどんトレードルールが変わって行きます。大体過去半年分を見直していき、現在時間までたどり着いた時にはトレードルールが全然違うものに変わってしまった事もありました。そしてまた半年前のチャートに戻って検証・・・。そして、1時間足で過去半年分を検証するだけでも何時間も費やします。手動でのトレード検証は正直めちゃくちゃ大変です。

あと、実際のトレードでも画面前に張り付いてエントリータイミングをうかがったり、決済タイミングをうかがったりと大変でしたが、EAにすることによって画面前に張り付くことも殆ど無くなりました。

実際問題、画面前に張り付いていない時とかに限ってエントリータイミングが来たりする事もしばしばあり、よくヘコんだりもしました。

手動取引からEAに切り替える事ができて、かなり効率が上がりました。

※ 裁量トレードには限界がある?(収支を安定させる自動売買の始め方)


※ 私が使っているオススメEA

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