MT4で、スワップ情報をチャートの左上に表示する便利インディケータを作成しました。
MT4を扱うFX業者は、基本的に?水曜日→木曜日をスワップ3日分としているようで、この期間をまたぐようなポジションを持ってしまった場合、マイナススワップががっつり効いてしまって後悔する事がたまにあるので、画面上に表示して意識していこうと思って作りました。
ファイルダウンロード
スワップポイントを表示する自作インディケータです。ダウンロードしてご利用下さい。
“CHK_Swap.ex4” をダウンロード
CHK_Swap.ex4 – 182 回のダウンロード – 9.26 KB※ご利用になる際は、問題無く動作している事(公式のスワップ額と照らし合わせ)をご確認下さい
仕様
MT4では、スワップ値を取得することができるので、その値をもってチャート上(左上)に通貨辺りの買いスワップ、売りスワップを計算し表示するインディケータとなっています。※デフォルトは10万通貨分のスワップです
また、冒頭でも述べた3日分のスワップになる曜日(FXTF毎週水曜日から木曜日にかけて)は3倍にしています。※デフォルトは水曜日から木曜日にかけてです
通貨数、及び何曜日に3倍にするかは設定で切り替え可能です
あと、実際のスワップ値はロールオーバー時を仲値レートとして決めているようなので、実際のスワップ値と計算したスワップ値では若干の誤差が生じます。
※このインディケータは、特定のレート(MT4にインディケータを追加した時のレート、又は曜日が変わった時のレート)からスワップ値を算出しているため、仲値から大きく動いていた場合は実際のスワップ値と若干の誤差が生じます。
動作確認済のFX業者
現在、以下のFX業者で動作確認済です。
- OANDA JAPAN(スワップタイプ:0 スワップ3日デー:2)
- FOREX EXCHANGE(スワップタイプ:0 スワップ3日デー:4)
- FXTF(スワップタイプ:1 スワップ3日デー:3)
- 外為ファイネスト(スワップタイプ:2 スワップ3日デー:3)
MT4にはスワップ計算タイプというものが4種類あり、FX業者毎に違うようです。
(0:pips, 1:決済通貨, 2:金利, 3:証拠金通貨)
スワップタイプ計算タイプが3のFX業者にまだ巡り合えていないので、3の業者だった場合は『スワップ計算できませんでした』という文言が出るようになっています。巡り合えたら更新しようと思います。※多分1と同じ?
※参考情報
OANDA JAPANのデモ口座でスワップ値の動作確認(公式サイトのスワップ額と照らし合わせ)していたのですが、どうやらデモ口座はスワップの値がデタラメ?なのか公式サイト上のスワップ額と全く合いませんでした。
スワップ計算方法が(MODE_SWAPTYPEが0の場合)特殊なんだろうか?全くわからん!と思って諦めかけていたんですが、先日口座開設したのでライブ口座で確認したところ、適切なスワップ値を取ることできました。なので計算もうまくいきました。
結局デモ口座で確認していたのがまずかったようです。なので、デモ口座で確認される方は注意してください。
使い方
ダウンロードしたファイルをMT4に展開してチャート上に反映してください。
展開、反映方法がわからない場合はこちら
パラメータ入力
パラメータの入力値として「day3_Swap」と「Tuuka_Tani」を設けています。

day3_Swap
何曜日に3日分のスワップが適用されるかはFX業者毎に違う(週ごとに違う?)と思うので、これで設定してください。デフォルト値は3(水→木)です。
※火→水の場合は2、木→金の場合は4としてください
OANDA JAPANは火曜日→水曜日が基本3日分のスワップのようです
※その他は確認できていません)
MT4上で確認する方法は、気配値表示で確認したい通貨上で右クリック→「仕様」をクリックします。

仕様をクリックすると下記画面が表示されますので、赤枠の箇所が当該部分となります。

ここの値も、MarketInfo()で取れたら全自動で奇麗にまとまってよかったんですが、調べてみてもどうやら取れなさそう?なので断念しました。
Tuuka_Tani
スワップ計算に使う通貨単位です。デフォルト値は10(10万通貨)です。
解説
スワップタイプの取得について
スワップタイプを、MarketInfo(Symbol(),MODE_SWAPTYPE);で取得しています。0:pips, 1:決済通貨, 2:金利, 3:証拠金通貨の4種類あります。
このスワップタイプが違うとスワップの計算方法が変わってきますのでスワップタイプ毎に計算方法をわけています。

ポイントとなっていれば0、USD等通貨名が書いてあれば1、パーセント表示となっていれば2です。私が利用している、FX業者で3が無いので3は未対応です。
※今後出てきたら追加します
クロス円、ドルストレートで分別
クロス円、ドルストレートで計算方法が若干違うので計算を分けています。
スワップを確認する、通貨名をチェックしJPYという文言が入っていればクロス円、JPYが入っていなければドルストレートとしています。
ドルストレートの場合、クロス円のレートが必要(EURUSDのスワップ値は、EURJPYのレートが必要)なのでクロス円のレートも見ています。
さいごに
以上が、スワップ情報をチャートの左上に表示するインディケータの内容となります。FXTFのマイナススワップが結構きついのによく忘れてしまうので、作成に至りました。
このインディケータを実際に使われる場合は、ご利用のFX業者の公開しているスワップ値と合っているか軽く確認してから使われるようお願いします。
マイナススワップになるエントリーの場合は、OANDAを使おうかなと画策中です。
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