FXを始めてまず直面するのが「チャートの見方が難しい」という壁です。
そんなときに役立つのが インジケータ(Indicator)。相場の流れや売買のタイミングを補助してくれる分析ツールで、MT4には標準で多くのインジケータが用意されています。
さらに、外部サイトから入手したインジケータを追加したり、自作することも可能です。
この記事では、MT4インジケータの基本から追加方法・代表的な種類・自作方法までをまとめて解説します。
📌 関連記事:
▶ MT4(MetaTrader 4)とは?使い方・導入方法をわかりやすく解説
▶ EAとは?初心者向けにFX自動売買の仕組みを解説
インジケータとは?MT4での役割と種類
インジケータとは、チャート上に計算式で描画される「分析補助ツール」のことです。
大きく分けて2種類あります:

- トレンド系 … 相場の流れを把握する(例:移動平均線、MACD)
- オシレーター系 … 売られすぎ・買われすぎを判断(例:RSI、ストキャスティクス)
インジケータは万能ではありませんが、相場の方向性やエントリー・決済タイミングを見極める助けになります。また、インジケータ単体だけでなく、複数を組み合わせることで精度を高めることができます。
MT4にインジケータを追加する方法
MT4には標準インジケータが多数ありますが、ネット上で配布されている外部インジケータを追加することも可能です。
手順は以下の通りです:
- MT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」
- MQL4 → Indicators フォルダに入手したインジケータをコピペ
- MT4を再起動し、「ナビゲータ」から追加したインジケータを確認
- チャートにドラッグ&ドロップして表示
パラメータ入力で数値を調整することで、表示方法や感度を変更できます。
(詳しい解説は → MT4にインジケータを追加する方法)
人気のインジケータ解説まとめ
当サイトでは、代表的なインジケータの使い方を「自動売買サンプル」付きで解説しています。
初心者はまず移動平均線やMACDから触れるのがおすすめです。
自作インジケータを作ってみよう
「自分の欲しい条件を満たすインジケータがない」という場合は、MQL4を使って自作することができます。
まずは既存のインジケータをカスタマイズしてMT4に慣れるのもおすすめです:
▶ MACDをヒストグラムからライン表示に変更する方法
無料インジケータ(MT4版)
当サイトの無料インジケータを使って、MT4カスタマイズを気軽に試してみましょう。
基本的な流れ
- MT4上で「MetaEditor」を起動
- 新規作成 → インジケータを選択
- サンプルコードを編集して保存
- MT4を再起動 → 自作インジケータが使用可能に
初心者でも、既存コードを少し編集するだけで、自分好みにカスタマイズ可能です。
📌 参考記事:
▶ インジケータをMQL4で自作する方法(サンプルコード付)
▶ オリジナルインジケータをサブウィンドウに表示する方法
インジケータとEAの違い・連携方法
- インジケータ … 相場を「分析」するだけ(売買は自動ではない)
- EA(エキスパートアドバイザー) … インジケータのシグナルを元に「自動売買」を行うプログラム
つまり、インジケータは「道具」、EAは「ロボットトレーダー」とイメージするとわかりやすいです。
EAを作成する際は、複数のインジケータを組み合わせるのが一般的です。
当サイトでもEAサンプルを多数紹介しているので、興味があればこちらをご覧ください。
👉 FX自動売買(EA)入門ガイド|初心者が今日から始められる3ステップ解説
まとめ|インジケータを使いこなして分析精度を高めよう
インジケータは、裁量トレードでもEAの開発でも欠かせないツールです。
- 基本インジケータ(MA・MACD・RSIなど)を理解する
- 外部インジケータを追加して活用する
- MQL4で自作してみる
というステップで進めると、自然にスキルアップできます。
👉 次のステップ:
コメント