プログラミングの知識が無くてもEAが作成可能という事で、ゴゴジャンの『EAつくーる』というツールを購入してみました。
どういった感じで作れるのか等を確認しましたので、プログラミングの知識は全然ないけどEAを自作してみたいという方などなどよければ参考にしてみて下さい。
最低限必要な知識
『EAつくーる』を使った感想として、最低限必要だった知識を3点記載します。
インジケータの知識
移動平均線やRSI等のインジケータの知識は必要になります。これらを条件としてエントリータイミングを作っていくわけですので当然といえば当然です。
大なり小なりイコール等の不等号の知識
大なり「>」、小なり「<」、イコール「=」の不等号の意味は理解しておく必要があります。例えばローソク足の状態が移動平均線を上抜けた場合に買いエントリーをしたい場合は「<」を選択するといった感じです。

EAをコンパイルする知識
『EAつくーる』はコンパイルまでしてくれないため(ソースコードを作ってくれるだけ)、最後『EAつくーる』が作ってくれたソースコードをコンパイルする必要があります。コンパイルの仕方は後述しているのでこれに関しては特に知っていなくてもOKです。
1ケ月版を購入
1年版は\29,800(税込)で、1カ月版は\2,980(税込)なので1年版の方が2カ月分お得です。ただ操作方法もそんなに難しくなく1カ月あれば十分作れると思うので、1ケ月版を購入すればいいかと思います。
使った感触が良くて色々試したい方は1年版に切り替えても良いでしょう。以下が1ケ月版です。
使い終わったら忘れずに『購読停止』してください。自動契約更新なので使い終わったのにうっかり翌月も契約されちゃったって事になるので。

アプリ確認
購入してツールの画面を開くと、まずセーブやロード等のボタンに加え大きく以下のような項目があります。
基本設定

基本設定は、ロット数やTP・SL等を設定できます。
オプション機能

オプション機能は取引時間の制限や複利運用等を色々設定できます。なかでも、口座番号制限や取引業者制限についてはこんなことも出来るんだという感じで参考になりました。
【主な設定項目】
- トレーリングストップ
- 取引時間制限
- 複利運用
- マーチンゲール
- 通知機能
- デモ口座制限
- 建値ストップ
- ドテン機能
- 口座番号制限
- 取引通貨ペアの制限
- 取引時間足の制限
- 取引業者制限
- 最大スプレッド制限
- 取引可能曜日制限
- ナンピン
- 最大ポジション数制限
- 週末取引停止
ポジション1

この項目で実際にどういった場合にエントリーするかなどを設定できます。このポジション1の項目の中で売買条件を複数追加できるので、複雑な売買条件を設定する事も可能です。
ポジション1という名前を見たらわかると思いますが、ポジション2や3を追加する事も可能です。
早速作ってみる
では早速作ってみましょう。
まずは簡単に、移動平均線をローソク足が突き抜けた場合買いエントリーする内容で作ってみます。
まずは、移動平均線を選択します。

選択すると下段に移動平均線についての設定項目が表示されます。
次にローソク足を選択します。

選択すると下段にローソク足についての設定項目が表示されます。
このままでは、イコール(=)の状態になっているのでローソク足の方が大きくなったらという意味で(<)を選択します。

こうすることで、『移動平均線 < ローソク足 の場合、買いエントリー』という形のEAが簡単に作られます。
あとは下段に追加された移動平均線とローソク足の数値もしっかり設定します。

こんな感じで設定します。通貨ペアは自分が取引したい通貨ペアを入力します。時間足は基本的に現在の時間足で問題ありません。移動平均線の計算期間は(21)にし21SMAという形にしました。ここは自分でアレンジしていきましょう。
はい、これでEAが完成しました。あとはEA作成ボタンを押すと保存先を選択する画面が出てくるので保存先とファイル名を設定する事でEAが保存されます。


ソースコードファイルを開いてみるとこんな感じです。
この作成されたソースコードファイルは以下の記事を参考にするとコンパイルまで出来ます。
動かしてみる
『EAつくーる』で作成したEAをコンパイルして動かしてみました。
バックテストしてみるとちゃんとトレードしてくれています。

こんな感じで簡単にEAが出来ます。
ただ、現在の売買条件だとエントリー条件が甘々で常時ポジションを持った状態になるので、売買条件をもう1つ追加してみました。

こんな感じでRSI<70の場合買いの条件も追加しました。
再びバックテストで確認してみると、

買いエントリー条件にRSIも加わったため、先ほどよりエントリー箇所が減りました。
こんな感じでEAを修正する事も簡単にできます。
さいごに
今回はゴゴジャンで販売されている『EAつくーる』について確認しました。
使ってみた感想は、プログラミングがある程度できるなら自分で1から作った方が楽ですが、プログラミングを全く知らない場合はプログラミングを覚えるよりも『EAつくーる』の使い方を覚えてEAを作る方が簡単だなと思いました。
プログラミング覚えるのは時間かかって嫌だけど、とりあえずEAを自作してみたいと思われている場合は是非『EAつくーる』を体験してみるのもオススメです。
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