FXの通貨ペアってどれがいいの?

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はじめに

FXをやる上で、結構重要になってくるのが通貨ペアの選び方です。

通貨ペアは、米ドル/円・ユーロ/円・ポンド/円・ユーロ/ドル・・・等々かなりの種類が存在しますが、一体どの通貨ペアを選んでトレードすればいいのか・・・。初心者の方は特に悩まれるかもしれません。

今回は、この問題について私が思っていることを記載していきます。

国内FX業者を使い、かつ安全性を考慮してトレードができる通貨ペアを解説します。

通貨ペアはメジャー通貨で!

FXをやっていく上で、オススメしたい通貨ペアは『メジャーでかつ荒くない通貨ペア』という事です。

『メジャーでかつ荒くない通貨ペア』と言うと、以下のような通貨ペアになってきますが

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • ユーロ/ドル

中でもオススメは、やはり米ドル/円です。米ドル/円のメリットは

  • スプレッドが一番狭い
  • 大きく値崩れを起こす事が少ない
  • 値段の推移が穏やか

という感じです。

米ドル/円で取引したい

オススメしたい通貨ペアはやはり『米ドル/円』です。私もEAに変えてからは『米ドル/円』でしかトレードしていません。その理由は主に上記に挙げたメリットですが、1つずつ解説していきます。

スプレッドが一番狭い

米ドル/円はスプレッドが一番狭いです。これはどのFX業者にも当てはまります。

このメリットはかなり大きくて、マイナー通貨であればスプレッドが1銭以上開いています。米ドル/円は0.1~0.3銭が基本になってきますので、マイナー通貨に比べて0.7銭~0.9銭のアドバンテージがエントリー時で既についている事になります。1トレードだけで考えれば0.7銭程のアドバンテージですが、トレードすればトレードするほどこの0.7銭の差は積みあがっていきます。

100回トレードする頃には70銭のアドバンテージになります。

そう考えるとめちゃくちゃでかいです。なので、スキャルピングトレードをする際は、メジャー通貨でトレードしている人が殆どだと思います。

当然、値動きの優位性やエントリーポイント等を考えれば絶対に米ドル/円しかトレードしたら駄目だと考えるのは間違いですが、私自身値動きの優位性やエントリーポイントについて全然自信が無かったので、まずは手数料を最低限に抑えるために米ドル/円でトレードしていました。

大きく値崩れを起こす事が少ない

米ドル/円は他通貨に比べて暴落や暴騰の割合は少ないですし、値幅も限定的です。

何故かというと、米ドルが世界の「基軸通貨」だからです。

暴落や暴騰の割合が少なくて値幅も限定的であれば、そんなに稼げないのでは?と思うかもしれません。が、まずはお金を減らさずに堅実に増やしていくことを考える事が絶対に安全です。

暴落や暴騰を読むことは難しいですし、これを狙うのであれば国内FX業者で勝負するのは得策ではありません。

私は、FX歴8年程ですが追証は1度も発生したことがありません。1回程FXから退場させられた経験もありますし、リーマンショック等も経験しています。が、追証とは無縁です。
※ほぼ米ドル/円しか触って無いのが大きいと思います

国内FX業者で米ドル/円を触っている分には追証はほぼほぼ発生しません。もし発生するとしたら、それは世界レベルで戦争等の問題が発生した場合だと思います。

追証が発生する値幅を考察

国内FX業者(レバレッジ最大25倍)で米ドル/円でポジションを持っている際に、仮に追証が発生するレベルの値飛び(逆指値注文が通らず一気に値動きする状態)はいくらなのかをざっくりと確認してみます。

まず、証拠金維持率は200%以上を目安に1万通貨の米ドル/円をトレードするとします。

米ドル/円のレート110円でロングしたとします。証拠金維持率200%以上を目安とした場合、FX口座には証拠金が88000円必要です。

この状態で、値飛びが発生したとします。

まず、ロスカットラインは105.417円です。値段にすると、4.583円の下落です。損失額にすると45,830円の損失なので、FX口座には42000円以上残ります。※スワップは考慮していません

米ドル/円のレートが110円から一気に4.5円値飛びして下がったとしてもロスカットされて終わりとなります。ではいくらから追証が発生するかと言うと・・・

米ドル/円のレートが110円で約9円値飛びして下がったとして、ようやく2,000円程の追証が発生します。約10円値飛びしたら12,000円の追証です。

米ドル/円で約9円分の値飛びが発生したことは、少なくとも2000年~2021年4月までで1度もないので、追証が発生するのはかなり稀なケースである事がわかります。

ただ、4.5円級の値飛びは10年に1度程?わかりませんがこれはあると思います。記憶に新しいのは2019年1月3日に発生した『フラッシュクラッシュ』です。108.500円を下抜けたあたりから104.700円の部分は急降下だったので注文が通ってないのではないかと思います。これで約3.8円値飛びしてるかもしれないのでロスカットはされます。ただ追証はというと食らいません。ロスカットラインギリギリで保持してたとしても追証はギリギリ発生しないレベルです。

こういった形で見ていくと、米ドル/円であれば国内FX業者でも問題ない事がわかります。

ただ、新興国通貨やポンドやスイスフラン等をメインでトレードするとなった場合は、海外のFX口座(追証が発生しない所)が強いと思います。

値段の推移が穏やか

米ドル/円の値段の推移は、ユーロ円やポンド円その他の新興国通貨等に比べても穏やかです。

1日に200pipsも動くのは稀で、大体良くて1日に50pips程です。なので、少ない証拠金でも目安になるストップロスが設定しやすく、証拠金が少な目でも狙って行く事が可能です。

米ドル/円が生きるのは国内FX業者

上記のメリットから、通貨ペアとして米ドル/円を選択する場合は、国内FX業者はとても生きてきます。

私は米ドル/円でかつ並レバレッジでしかトレードしないので国内のFX業者を使っていますが、米ドル/円のトレードでも、もし高レバレッジで一攫千金・どうしても追証が気になるという場合は、海外のFX業者になってくるんだろうなと思います。

さいごに

以上が、『オススメの通貨ペア』についての記載となります。

やはり、米ドル/円のスプレッドは魅力的です。

あと、同一通貨ばかり見ているとやはりその通貨の特徴がわかってきます。(分かった気になってきます)

サポートライン、レジスタンスラインも結構覚えていたり、FOMCや雇用統計等の重要指標も見逃す事が無くなってきますので、1通貨に絞って取引する上でも『米ドル/円』縛りは良いなと思っています。

※ 裁量トレードには限界がある?(収支を安定させる自動売買の始め方)


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