はじめに
MT4の自動売買用EAを作成するうえで、ヒストリカルデータ(過去チャートデータ)は必要不可欠な存在です。
MT4でバックテストに使えるヒストリカルデータとは一体どこだろうかと迷っている方に向けて、「無料で使える!信頼性の高いヒストリカルデータ4選」という形で紹介します。
『データ取得方法』ボタンから各ヒストリカルデータの取得方法も記載していますので是非参考にして頂けたらと思います。
ヒストリカルデータ提供先
ヒストリカルデータ(過去10年以上のチャートデータ)を提供してくれている所で、以下の項目を比較し総合値で判定しています。
①データの正確性(バックテスト時の精度面)
②データ量(何年からデータがあるか)
③お手軽度(ヒストリカルデータを取得するまでの手間、MT4への展開の容易さ)
③については、主に口座開設が必要かどうかと、ヒストリカルデータのインポートが必要かどうか【ファイルインポート型】か、ヒストリーセンターからダウンロードボタンを押すだけで可能かどうか【ワンボタン型】で判定しています。
1位:FXTF
まずはFXTF。ここのメリットはFXTF(自社)のヒストリカルデータというところです。
自社のヒストリカルデータですので、実際にFXTFでEAを稼働した場合と限りなく近いヒストリカルデータを取得できるという事です。データ量が他に比べたら少ないですがそのデメリットも補う程の価値があります。
欠点としては、ヒストリカルデータをダウンロードするには口座開設が必要というところです。ただ、口座開設をしてしまえばヒストリカルデータをいつでも取得できるのでオススメです。
贔屓目無しに国内MT4業者界隈ではトップレベルのパフォーマンスなので口座開設して損はないでしょう。是非FXTFのヒストリカルデータでバックテストをし、好成績であればそのまま当該口座でEAを運用するのもありですね!
FXTFの口座開設はこちら
2位:アルパリ(Alpari)
続いてはアルパリです。ここのメリットはヒストリカルデータの正確性が高いということろです。
また、デモ口座登録を行えばヒストリカルデータを取得する事が可能ですが、海外サイトかつショートメッセージでの確認が必要なため電話番号登録を行う必要があるので少し面倒というのがあります。
ですが、デモ口座さえ開設してしまえばファイルをインポートする必要がなくワンボタンでヒストリカルデータをダウンロード&MT4に適用されるのでおすすめです。
ただ、デモ口座登録できる期間・できない期間があるのが欠点です。
3位:DUKASCOPY
(DUKASCOPY:デューカスコピー)でも無料でヒストリカルデータを取得する事ができます。ただ、ヒストリカルデータの時間が3時間早い状態なので通常のヒストリカルデータとズレが生じていますので注意が必要です。
※詳細は「データ取得方法」から確認できます
4位:メタクオーツ
最後は、メタクオーツです。
ヒストリカルデータの入手方法はワンボタンなので極めて簡単かつデータ量も多いため初心者の方にはおすすめですが、データの正確性が不安です。次項で解説しますが他のヒストリカルデータと値幅が乖離しています。
外為ファイネストやXM等のMT4を使っている場合、この方法で取得する事が可能です。
–位:FXDD
ヒストリカルデータを入手する際、必ず聞くのがFXDD。ここのメリットは誰でもデータダウンロードが可能というところです。
データの適用方法は少し面倒(ファイルインポート型)ですが、どのMT4を使ってもいてもヒストリカルデータを適用できるので良いですね。
各種データで比較する
先ほど挙げた4種類のデータを比較してみましょう。

右下のメタクオーツの値を見ると明らかに他3つと値が乖離している事がわかります。
※左上のFXTFは日本時間のため7時間先のデータで確認しています
さいごに
以上、『【無料】MT4バックテスト用ヒストリカルデータ4選』でした。
普段私が利用しているヒストリカルデータを紹介させて頂きました。基本はFXTF、アルパリでバックテストを行い、FXDDやメタクオーツは参考程度に流すような感じです。色々なヒストリカルデータをダウンロードして、EAの精度を高めましょう!あなたの自動売買を次のステージへ。
あと、今回は無料版でしたが有料版だとTick Data Suite(TDS)が有名ですね。
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